ブイキューブ【3681】 プライム(内国株式)

エンタープライズDX、イベントDX、サードプレイスDXの3事業セグメントを持ち、V-CUBEミーティングやテレキューブなどのリモートコミュニケーションツールやサービスを提供。

ブイキューブ【3681】 プライム(内国株式)

エンタープライズDX、イベントDX、サードプレイスDXの3事業セグメントを持ち、V-CUBEミーティングやテレキューブなどのリモートコミュニケーションツールやサービスを提供。

事業内容

株式会社ブイキューブは、リモートコミュニケーションを活用したデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進する企業です。同社は、アジアを中心に海外の子会社6社、国内の子会社1社、関連会社2社、非連結子会社1社を含むグループで構成されています。主にビジュアルコミュニケーションツールやサービス、テレワーク支援製品を提供しています。

ブイキューブの事業は3つのセグメントに分かれています。まず、エンタープライズDX事業では、企業や官公庁向けにコミュニケーションDXを支援するサービスを提供しています。具体的には、Web会議ツール「V-CUBE ミーティング」や「Zoom」、ビデオ通話を追加できる「V-CUBE Video SDK」、高精細データを共有する「V-CUBE コラボレーション」などがあります。

次に、イベントDX事業では、イベントやセミナーのリモート化を支援しています。「V-CUBE セミナー」や「EventIn」などのプラットフォームを提供し、オンラインでのイベント開催をサポートします。また、バーチャル株主総会の開催支援も行っており、参加型やハイブリッド型の株主総会に対応しています。

最後に、サードプレイスDX事業では、テレワークを支援するための「テレキューブ」を提供しています。これは、防音型のスマートワークブースで、セキュアなプライベート空間を提供します。企業向けに販売するほか、サブスクリプション型でのレンタルも行っています。

ブイキューブは、これらのサービスを通じて、企業や公共機関のデジタル化を支援し、効率的なコミュニケーション環境を提供しています。各事業は、クラウド型サービスやライセンス販売、サブスクリプションモデルなど、多様な販売形態を採用しています。

経営方針

株式会社ブイキューブは、「Evenな社会の実現」をミッションに掲げ、ビジュアルコミュニケーション技術を基盤とした成長戦略を推進しています。同社は、事業ポートフォリオの再編と成長領域への投資を強化し、収益性の向上を目指しています。また、プライム市場の上場維持基準を満たすことを重要課題とし、業績回復と成長戦略を推進しています。

エンタープライズDX事業では、サービスの選択と集中を完了し、成長が見込まれるサービスに注力しています。生成AIを活用した新規サービスの拡充や、AIとロボティクスの融合による事業拡大を図っています。これにより、企業や官公庁向けのコミュニケーションDXをさらに強化しています。

イベントDX事業では、コロナ後のポートフォリオ変化を活かし、オーガニックな成長を目指しています。データを活用したイベント効果分析による差別化や、TEN Holdings, Inc.を中心としたロールアップ戦略を推進しています。これにより、オンラインイベントの価値を高めています。

サードプレイスDX事業では、テレキューブのラインナップ拡充と利用用途の拡大を通じてオーガニックな成長を図っています。また、EV充電サービスの本格拡大により、新たな成長機会を創出しています。これにより、テレワーク環境の充実を支援しています。

ブイキューブは、2025年以降の収益性改善を目指し、事業ポートフォリオの最適化やコスト管理の強化を進めています。特に、TEN Holdings, Inc.のNASDAQ上場後の成長戦略見直しを通じて、財務体質の改善を図っています。これにより、持続可能な成長を実現しようとしています。