enishは、インターネットを介したモバイルゲームの企画、開発、提供を主軸に事業を展開しています。同社のサービスは、App StoreやGoogle Play上で提供されるネイティブアプリケーションの配信を中心に行われており、モバイルゲームプラットフォームを通じたサービス提供も行っています。これにより、ユーザーからの課金や料金回収はプラットフォーム事業者に委託され、enishはシステム利用料などの対価を支払っています。

enishは2009年にSNSプラットフォーム事業者がプラットフォームをオープン化したことを機に、経営シミュレーションゲーム「ぼくのレストラン」を提供し、国内モバイルゲーム市場に参入しました。同社が提供する主要なアプリには、「ぼくのレストランⅡ」、経営シミュレーションゲーム「ガルショ☆」、ドラマチック共闘オンラインRPG「De:Lithe ～忘却の真王と盟約の天使～」、アニメ『五等分の花嫁』を題材にしたパズルゲーム、そして人気作品『進撃の巨人』を題材にしたスマートフォンゲーム「進撃の巨人Brave Order」などがあります。これらのゲームは、ユーザーに多様な体験を提供し、同社の事業の柱となっています。

enishは、モバイルゲームの企画、開発、提供を通じて、インターネット上でのサービス展開を行っている企業です。同社は「Link with Fun」というスローガンのもと、世界中にenishファンを創出することをミッションに掲げ、魅力的なサービスの提供に努めています。経営上の目標として、売上高及び営業利益の継続的な成長を挙げ、これらを指標に企業価値の向上を目指しています。

同社の成長戦略は、モバイルゲーム運営のノウハウ蓄積、ブラウザタイトルの収益維持、ネイティブアプリケーションゲームの展開、コストコントロール、プロダクトラインの増強とサービス品質の向上に焦点を当てています。これらの戦略を通じて、競争が激しいモバイルゲーム市場での事業拡大を目指しています。

また、収益基盤の安定化と拡大、高品質なモバイルゲームの開発と提供、海外マーケット展開の強化、ブロックチェーン市場への参入、優秀な人材の確保と育成、システムの安定的な稼働、サイトの安全性及び健全性の確保など、経営上及び財務上の課題に対処するための具体的な方針を設けています。

enishは、国内外での市場拡大を視野に入れ、新規タイトルの開発や既存タイトルの運営において、オフショアを活用することで開発費の増加を抑えつつ、高品質なゲームの提供を目指しています。さらに、ブロックチェーン技術を活用した新規事業領域への進出や、人材の確保と育成にも力を入れており、これらの取り組みが同社の成長戦略の核となっています。