事業内容
エニグモは、主に2つの事業セグメントを展開しています。1つ目は「Fashion Platform事業」で、これは「BUYMA」というスペシャリティマーケットプレイスを中核としています。このプラットフォームでは、世界中のパーソナルショッパーからファッションアイテムを購入でき、CtoC型の取引を通じて新しい価値を提供しています。
「BUYMA」は、服飾、美容、生活雑貨など幅広いアイテムを取り扱い、2005年からサービスを開始しました。パーソナルショッパーは主に海外在住の日本人で、現地の最新アイテムを日本より安く提供することが可能です。これにより、在庫リスクを持たずに取引が行われ、消費者は多様な選択肢から商品を購入できます。
2つ目の事業セグメントは「Travel Platform事業」です。ここでは「BUYMA TRAVEL」というサービスを提供しており、海外在住の日本人が現地でプライベートツアーを提供します。旅行者は日本語でサポートを受けられ、特別な体験やオーダーメイドの旅行プランを楽しむことができます。
また、エニグモはグアムやハワイでの現地アクティビティサービスも展開しています。これには、マリンスポーツの企画や実施が含まれ、現地に精通したスタッフがサポートを提供します。これにより、旅行者は言葉の心配なく、充実した体験を楽しむことができます。
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経営方針
エニグモは、「世界を変える、新しい流れを。」というミッションのもと、インターネットを活用して法人・個人の垣根を壊し、新しい価値を創造することを目指しています。この基本方針に基づき、企業価値と株主価値の増大を図っています。
同社は、売上高と営業利益を重要指標とし、継続的な事業拡大と企業価値向上を目指しています。特に、国内のEC市場の成長を背景に、「BUYMA」や「BUYMA TRAVEL」を中心とした事業展開を進めています。
エニグモは、BUYMA経済圏の確立・拡大を通じて、サステナブルな社会の実現を目指しています。また、BUYMA事業を柱に、新たな収益源となるマーケットプレイスの構築を目指し、M&Aやアライアンスを積極的に活用しています。
同社は、成長領域への積極的投資、知名度の向上、プラットフォームの安全性強化、取扱サービス・商品の拡充、競合他社への対応、優秀な人材の採用、経営管理体制の強化を優先課題としています。
特に、「BUYMA」や「BUYMA TRAVEL」の知名度向上が事業成長に不可欠と考え、効率的な広報・マーケティング活動を推進しています。また、安心・安全な取引環境の提供を最重要課題とし、個人情報保護や知的財産権侵害品対策を強化しています。
エニグモは、ファッション及び旅行分野に精通した専門人材の確保を重視し、従業員が最大限の能力を発揮できる環境づくりを進めています。これにより、組織の成長と働きがいのある職場の整備を目指しています。