事業内容
AGSグループは、ソフトウェア開発と運用を融合させたITサービスを提供する企業であり、システムコンサルティングからアウトソーシングまでの総合情報サービスを手掛けています。同社は主に4つの事業セグメントに分かれています。
第一のセグメントは「情報処理サービス」で、データセンターを基盤とした受託計算サービスやデータ入力・印刷・デリバリーなどの周辺業務、さらにIDCサービスやクラウドサービス、BPOサービスを提供しています。特に「さいたまiDC」では、24時間365日体制でシステムの監視から運用までをサポートしています。
第二のセグメントは「ソフトウェア開発」で、金融機関や公共団体、一般法人向けに情報戦略策定支援からアプリケーション・ソフトの受託開発、ネットワークの設計・構築までをトータルに提供しています。AGSはCMMIレベル3の認証を取得し、高品質なソフトウェア開発を行っています。
第三のセグメントは「その他情報サービス」で、システムパッケージ商品の販売や導入支援、コンピュータ機器の賃貸・保守、ヘルプデスクやIT教育・研修・監査、ネットワーク環境構築など、多岐にわたるITソリューションを提供しています。
最後のセグメントは「システム機器販売」で、特定のコンピュータメーカーに依存せず、最適なコンピュータ機器や周辺機器・備品、コンピュータ帳票の販売を行っています。
AGSグループは、これらの事業を通じて、企業の情報化ニーズに幅広く応えるサービスを展開しています。
経営方針
AGSグループは、IT事業を通じて社会課題の解決に取り組み、夢のある未来の創造に貢献する企業を目指しています。同社は、お客様から選ばれ続けるITパートナーであるために、変革と挑戦を続けることを長期経営ビジョンとして掲げています。2022年度を開始年度とする中期経営計画「Keep On Changing」では、5つの重点施策に取り組んでいます。これには、DX・クラウドインテグレーションビジネスの推進、新サービス・新事業の創出、既存ビジネスの深化、構造改革による経営の効率化、そして人材育成及び人材成長戦略が含まれます。
AGSグループは、データセンタービジネスをはじめとしたデジタル化受託業務の強化・拡大を図り、顧客提供価値と収益力の強化を目指しています。また、組織体制の更なる強化やグループ組織体制の見直しを通じて、事業推進と経営効率化を実現しています。さらに、DXビジネスをはじめとした成長戦略の推進に必要な人材を計画的に育成し、多様な人材が活躍できる組織への変革を進めています。
同社は、情報サービス産業におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)への取り組みを強化し、高品質・高付加価値のサービス提供に努めています。また、競合他社との競争優位性を確保するため、コンサルティングからシステム構築、保守・運用までのワンストップサービス提供が可能な企業構造を強みとしています。これらの取り組みを通じて、AGSグループは持続的な成長と企業価値の向上を目指しています。