事業内容
パルマは、セルフストレージ業界でのインフラとしての役割を果たし、業界と共に発展することを目指しています。同社は「ビジネスソリューションサービス」、「ITソリューションサービス」、「ターンキーソリューションサービス」の3つの事業セグメントを展開しています。
ビジネスソリューションサービスでは、セルフストレージのビジネスプロセスをアウトソーシングし、賃料滞納保証を提供しています。利用者は保証料を支払うことで保証人や敷金が不要となり、事業者は未回収リスクを低減できます。具体的なサービスには、申込受付、入金管理、滞納督促、残置物撤去、物件巡回などがあります。
ITソリューションサービスでは、セルフストレージ事業の効率化を図るためのITシステムを開発・運用しています。パルマは、WEBを通じた申込や決済を可能にし、物件在庫管理システム「クラリス」を提供しています。また、集客サービス「クラギメ」を通じて、ポータルサイト「ニコニコトランク」で物件情報を配信しています。
ターンキーソリューションサービスでは、「Keep it」ブランドのセルフストレージ施設の開発販売や事業運営のコンサルティングを行っています。新規土地の取得や既存建物の改装、不動産仲介を通じて、セルフストレージ投資機会の創出を支援しています。これにより、投資需要や新規参入者の開業支援にも対応しています。
経営方針
パルマは、セルフストレージ業界のインフラとしての役割を強化し、業界と共に成長することを目指しています。同社は、セルフストレージ市場の拡大に伴い、BPOサービスから施設の開発・販売、運営管理までを一貫して提供する垂直統合型ビジネスを展開しています。
セルフストレージ市場は、一般生活者の認知度向上や利用需要の増加により、着実に拡大しています。パルマは、この市場成長を背景に、三菱地所や日本郵政グループなどとの提携を通じて、事業規模と領域の拡大を図っています。これにより、専門性の向上とブランド力の強化を進めています。
パルマは、売上高営業利益率10%以上、自己資本比率30%以上、ROE10%以上を目標に掲げ、安定した経営を目指しています。これにより、収益性、安全性、効率性のバランスを保ちながら、企業価値の向上を図っています。
中長期的には、セルフストレージ市場でのシェア拡大を目指し、サービスの高付加価値化や施設運営力の強化に取り組んでいます。これにより、投資家や事業者が安心して投資できる環境を整え、市場と事業の拡大を推進しています。
持続的成長のため、パルマは事業基盤の強化に注力しています。サービス受託件数の増加や施設の安定供給を推進し、顧客ニーズに応じたサービス開発を行っています。また、異業種向けサービス展開を進め、収益源の多様化を図っています。
物件開発力の強化も重要な戦略です。パルマは、出店用地の確保や建築コストの抑制を進め、大手不動産企業との共同事業を拡大しています。これにより、セルフストレージ市場の拡大と安定成長を目指しています。
セルフストレージ利用者の集客力向上も重視しています。施設の早期利用促進と安定稼働化を進め、投資市場の拡大を図ります。これにより、施設の資産性と収益性を向上させています。
システムの合理化と構築も進めています。ビッグデータやAI技術を活用し、業務効率化を図ることで、事業者と利用者の満足度向上を目指しています。これにより、取扱室数の増加に対応しています。
人材の確保・育成も重要な課題です。パルマは、効率的な運営組織を維持しつつ、優秀な人材の確保と育成を進めています。新卒採用と中途採用をバランスよく行い、組織の活性化と継続的成長を図っています。