シーアールイー【3458】 プライム(内国株式)

物流施設の賃貸、管理、開発、仲介、投資助言及び運用を行う、マスターリース、プロパティマネジメント、建設工事、リーシング、物流投資、アセットマネジメント事業を展開。

シーアールイー【3458】 プライム(内国株式)

物流施設の賃貸、管理、開発、仲介、投資助言及び運用を行う、マスターリース、プロパティマネジメント、建設工事、リーシング、物流投資、アセットマネジメント事業を展開。

事業内容

シーアールイーは、物流施設の賃貸、管理、開発、仲介、投資助言及び投資運用を主たる業務とする企業グループです。2009年の創業以来、複数の企業を吸収合併し、営業基盤を拡大してきました。特に物流施設に特化し、マスターリースやプロパティマネジメントを通じて、不動産所有者とテナント双方にメリットを提供しています。また、物流施設の開発にも力を入れ、先進的な物流施設の開発を行っています。

シーアールイーの事業は大きく分けて三つのセグメントに分類されます。第一に、不動産管理事業があり、これにはマスターリース、プロパティマネジメント、建設工事、リーシングが含まれます。マスターリースでは、物流施設を一括で借り上げ、運営・管理を行い、プロパティマネジメントでは、賃貸管理を受託し、テナント誘致や賃貸借契約代行などを行います。建設工事では、物流施設の建設や修営繕を請け負い、リーシングでは、テナント誘致を通じて物件の稼働率向上を図ります。

第二のセグメントは物流投資事業で、物流施設の開発からテナント誘致、売却までを一貫して行っています。シーアールイーは、使用者目線に立った高機能な物流施設の開発に注力しており、リーシング力を活用してテナントを確実に誘致しています。

第三に、アセットマネジメント事業があり、収益不動産への投資機会や運用・管理サービスの提供を行っています。このセグメントでは、不動産ファンドの企画・組成から運用・管理、売却までを手掛け、安定的な収入を確保しています。

これらの事業を通じて、シーアールイーは「世界の人とモノをつなぐ物流インフラプラットフォームとしてNO.1企業グループ」を目指しています。

経営方針

シーアールイーは、物流施設の賃貸、管理、開発、仲介、投資助言及び投資運用を主たる業務とする企業グループであり、その成長戦略は多岐にわたります。同社は、2021年8月に策定した第2次中期経営計画(2022年7月期~2026年7月期)を通じて、物流不動産領域の着実な成長、新領域(海外事業・新規事業)の収益化、持続可能な社会への取り組み、成長を維持するための体制整備、継続的な株主還元の実施を主要な課題として取り組んでいます。

物流不動産領域では、フロービジネスを成長ドライバーに位置付け、管理面積の拡大や受託資産残高の拡大を目指しています。これには、新築物件の供給や新規物件の借り上げ、取得、プロパティマネジメント受託の推進、開発型ファンドの組成や他デベロッパーとの共同開発等が含まれます。

新領域の収益化においては、ベトナムでの倉庫開発などASEAN地域での不動産投資拡大や、資本及び業務提携を推進することによる事業領域の拡充を図っています。これにより、既存事業や企業間のシナジー連携を通して収益化を目指します。

持続可能な社会への取り組みとして、開発物件の脱炭素化、グリーンビル認証の取得、グリーンファイナンスの活用等を通じて、持続可能な開発目標(SDGs)の達成に貢献しています。

成長を維持するための体制整備では、適切な財務コントロールや成長を支える人材の育成に注力しています。これには、ネットD/Eレシオのコントロール、借入期間の最適化、調達資金の多様化、階層別研修の導入、自己研鑽の促進、新卒採用、働きやすい環境の整備等が含まれます。

最後に、継続的な株主還元の実施を通じて、配当と自己株式取得を合わせた総還元性向の目標を30%程度から引き上げ、毎期30%を下限とし、50%を目標に設定しています。これにより、安定した期末配当の継続と機動的な株主還元を実施しています。