佐藤渡辺【1807】 スタンダード(内国株式)

舗装工事、土木工事の請負、アスファルト合材の製造・販売、機械レンタル事業を展開。

佐藤渡辺【1807】 スタンダード(内国株式)

舗装工事、土木工事の請負、アスファルト合材の製造・販売、機械レンタル事業を展開。

事業内容

佐藤渡辺は、主に舗装工事、土木工事等の請負およびこれらに関連する事業を展開している企業です。同社グループは、佐藤渡辺および連結子会社4社、非連結子会社3社、持分法適用関連会社1社、持分法非適用関連会社3社から構成されています。工事部門では、佐藤渡辺が直接舗装・土木工事の受注、施工を行う一方で、拓神建設㈱、㈱創誠、㈱弘永舗道、あすなろ道路㈱などの連結子会社や、佐々幸建設㈱、小石川建設㈱などの非連結子会社も建設工事の受注、施工を手掛けています。

製品等販売部門では、佐藤渡辺と連結子会社の㈱弘永舗道、あすなろ道路㈱がアスファルト合材や関連製品の製造・販売を行っています。これらの製品は、互いに販売、購入されることもあります。また、非連結子会社のSWテクノ㈱は機械レンタル事業を展開し、佐藤渡辺は同社から機械等の一部をレンタルしています。

佐藤渡辺は、工事部門と製品等販売部門に区分して事業を展開していますが、販売製品は工事部門の一部を構成しており、建設事業を単一セグメントとして捉えています。そのため、セグメント情報の記載は省略されています。このように、佐藤渡辺は建設業を核としつつ、製品製造や機械レンタルといった関連事業を通じて、幅広いサービスを提供しています。

経営方針

佐藤渡辺は、社会に奉仕し、持続的な成長を目指す経営方針のもと、技術力の強化、生産性の向上、人材の確保と育成に注力しています。同社は、経営環境の変化に迅速に対応し、ステークホルダーの期待に応える企業を目指しており、そのために技術開発や人財育成、設備への投資を積極的に行っています。中期経営計画(2021年度~2023年度)では、安定的な利益の確保と財務基盤の強化を目標とし、売上高420億円以上、営業利益20億円以上、ROE(自己資本利益率)8%程度、配当性向20%~25%程度を数値目標として掲げています。

具体的な成長戦略として、技術力の強化と生産性向上に向けたDXやICTの取り組み、重機の自動運転技術の活用、1DayPave工法を活用した機械化施工の確立などが挙げられます。また、人材の確保と育成においては、経営資源の適正かつ効率的な配置、社員教育の充実、女性社員の積極的な採用と活躍の推進、外国人材の活用、働き方改革の継続的な推進を進めています。

さらに、環境景観事業の強化推進、財務および資本戦略における資本効率の向上、自己資本と株主還元のバランスの取り方、企業価値のさらなる向上を目指した成長分野への投資、M&Aの実行、産官学や異業種間の連携による新技術・新事業の創出、PPP/PFI事業へのチャレンジ、ESG経営の推進など、多角的なアプローチで成長を目指しています。これらの戦略を通じて、佐藤渡辺は持続可能な成長と社会への貢献を目指しています。