事業内容
バッファロー株式会社とそのグループ企業は、主に二つの事業セグメントに分かれています。一つはオートバックス事業で、もう一つは飲食事業です。オートバックス事業では、バッファローが株式会社オートバックスセブンのフランチャイジーとして活動しています。このセグメントでは、タイヤやホイール、カーエレクトロニクス、オイル、バッテリーなどのカー用品の販売及び取り付けサービスを提供しています。また、車検や整備、自動車の買取り及び販売、自動車保険の代理店業務も行っています。
飲食事業においては、バッファローの連結子会社である株式会社バッファローフードサービスが、株式会社焼肉ライクのフランチャイジーとして「焼肉ライク」の運営を手掛けています。この事業では、飲食サービスの提供を行っています。
バッファローグループは、これらの事業を通じて、自動車関連サービスと飲食サービスの二つの分野で事業展開をしています。ただし、子会社の株式会社ファイバーワークは、グループ全体の経営成績や財政状態に与える影響が軽微であるため、連結対象からは除外されています。バッファローグループは、これらの事業を通じて、幅広い顧客ニーズに応えるサービスを提供しています。
経営方針
バッファロー株式会社は、オートバックス事業と飲食事業の二つのセグメントを中心に展開しています。同社は、2020年3月期から2024年3月期までの5年間を対象とした「2019中期経営計画」を推進しており、この計画により、企業経営の次なるステージへの転換を目指しています。この計画では、オートバックス事業における接遇・接客力とピットサービスの技術力を土台とした地域ナンバーワンの店づくりを目指し、業績向上と企業成長を図ることが基本方針とされています。
経営目標としては、2024年3月期に売上高13,000,000千円、経常利益1,000,000千円を目指し、売上高経常利益率を7.7%に引き上げることが掲げられています。また、店舗数を現在の15店舗から20店舗へと拡大することも計画されています。
重点施策としては、ピット・サービスの業容拡大、タイヤ売上シェアの拡大、自動車販売事業による収益拡大が挙げられています。マーケティング戦略では、オートバックス・チェングループ内での接遇優秀法人としての強みを活かし、リアル店舗の利便性と快適性を追求すること、新規メンテナンス会員数の拡大、LINE会員数の拡大を通じた販促施策の推進が計画されています。出店戦略としては、埼玉エリアを中心に5店舗の新規出店を目指しています。
人材戦略では、「フレンドリー」で「プロフェッショナル」な人材の育成、接遇を社風化するための従業員のモチベーション向上、国内及び海外からの人材確保が重視されています。これらの戦略を通じて、バッファローは経営環境の変化に機動的に対応し、持続可能な成長を目指しています。