帝国繊維【3302】 プライム(内国株式)

防災事業では消防ホースや救助工作車、繊維事業では麻製品の製造・販売、不動産賃貸事業では不動産の賃貸を手がける。

帝国繊維【3302】 プライム(内国株式)

防災事業では消防ホースや救助工作車、繊維事業では麻製品の製造・販売、不動産賃貸事業では不動産の賃貸を手がける。

事業内容

帝国繊維は、主に防災事業、繊維事業、不動産賃貸事業の3つの事業セグメントを持っています。これらの事業は、帝国繊維とその関連会社によって日本国内で展開されています。

防災事業では、帝国繊維は消防ホースや防災機器、救急救助器具、CBRNE関連資機材、救助工作車、空港用化学消防車などを製造・販売しています。帝商とキンパイ商事は、地域別販売会社としてこれらの製品の販売や点検業務を行っています。

繊維事業において、帝国繊維は麻や化合繊混紡製品の製造・販売を行っています。キンパイ商事はこれらの製品の販売を担当し、テイセン産業は重布や繊維製品の縫製・加工・販売を行っています。

不動産賃貸事業では、帝国繊維が不動産の賃貸を行っています。また、テイセン産業は保険代理業務を手がけています。これらの事業を通じて、帝国繊維は多角的なビジネスを展開しています。

経営方針

帝国繊維は、創業以来の繊維事業から防災事業へと業態転換を進め、現在では防災業界のリーディングカンパニーを目指しています。特に、阪神淡路大震災や東日本大震災を契機に、防災関連政策の推進を背景にした事業拡大を図っています。

2023年には「テイセン未来創造計画」を策定し、「人を創る」「仕事を創る」「人と仕事を繋ぐ企業文化を創る」をテーマに掲げています。この計画は、世界に通用する防災企業としての地位を確立することを目指しています。

中期経営計画「テイセン2025」では、送排水ビジネスやセキュリティビジネス、防災特殊車輌ビジネスの拡大を図り、収益基盤の強化を目指しています。また、下野・鹿沼両工場の機能拡充を通じて、製品の品質向上や技術開発を推進しています。

さらに、帝国繊維は持続的な収益力の強化を図り、連結営業利益50億円以上、連結経常利益60億円以上を目標としています。これにより、企業の社会的責任としてのESGへの取り組みも強化しています。

帝国繊維は、これらの成長戦略を通じて、防災業界での競争力を高め、社会やステークホルダーからの信頼を得ることを目指しています。