事業内容
ムゲンエステートは、主に「不動産売買事業」と「賃貸その他事業」の2つの事業セグメントを展開しています。ムゲンエステートとその関連会社である株式会社フジホーム、株式会社ムゲンファンディングがこれらの事業を支えています。
不動産売買事業では、不動産買取再販、不動産内外装工事、不動産流通、不動産開発、不動産特定共同事業を行っています。中古不動産を買取り、内外装工事を施して価値を高めた後、再販することで収益を上げています。
不動産買取再販事業では、首都圏や北海道、東北、西日本エリアで中古不動産を買取り、投資用や居住用に再販しています。投資用不動産は賃貸収益を目的とし、居住用不動産は内装工事を施して販売しています。
不動産内外装工事事業では、買取した中古不動産の内外装工事を行い、時代に合った形に再生しています。これにより不動産の価値を高め、再販時の競争力を強化しています。
不動産流通事業では、フジホームがオーナーからの物件売買の要望に応じて仲介業務を行っています。これにより、物件の流通を円滑にし、顧客のニーズに応えています。
不動産開発事業では、投資家向けに賃貸マンションやオフィスビルの開発を行っています。開発用地の仕入れから販売までを一貫して行い、環境に配慮した物件を提供しています。
不動産特定共同事業では、不動産の小口化商品を販売しています。都心の優良物件を小口化し、個人投資家に資産運用の機会を提供しています。購入後も高品質を維持するためのサポート体制を整えています。
賃貸その他事業では、不動産賃貸、不動産管理、その他事業を展開しています。フジホームが賃貸管理を行い、物件の価値向上を図っています。また、ムゲンファンディングはクラウドファンディングを通じて小口の不動産投資サービスを提供しています。
経営方針
ムゲンエステートは、経営理念「夢現 -夢を現実に-」のもと、顧客の夢を実現し、企業としての成長を目指しています。同社は、不動産に新たな価値を創造し、豊かな暮らしを提供することをミッションとし、地球温暖化や少子高齢化などの社会課題に取り組んでいます。これにより、持続的な企業価値の向上と長期的な成長を実現しようとしています。
同社は、2030年に向けた長期ビジョンとして「不動産事業を通じた持続可能な経済価値・社会価値の創造」を掲げています。この目標を達成するため、2025年から始まる第3次中期経営計画では、「資本コストと株価を意識した経営」と「サステナビリティ経営」を経営方針とし、企業価値のさらなる向上に努めています。
第2次中期経営計画(2022年~2024年)では、事業拡大に向けた収益基盤の強化やDXの推進を基本方針とし、営業エリアの拡大や組織力の向上を図りました。大阪、札幌、名古屋、福岡、仙台への進出により、営業エリアを拡大し、地方都市での経済活動の活況を見込んでいます。
第3次中期経営計画(2025年~2027年)では、事業領域の拡大と新たな価値創造を軸に、企業価値の向上を目指します。買取再販事業の営業生産性向上や営業エリア拡大を進め、不動産開発事業と不動産特定共同事業の成長を図ります。これにより、事業の更なる成長を推進します。
ムゲンエステートは、サステナビリティ経営を強化し、環境課題への対応や人材育成を重視しています。再生可能エネルギーの利用促進や省エネルギー性能向上を進め、環境負荷の低減に取り組んでいます。また、ダイバーシティの推進や組織力の強化を図り、持続可能な成長を目指しています。