ANAP【3189】 スタンダード(内国株式)

ファッションを中心に、店舗販売、インターネット販売、卸売販売、ライセンス事業、メタバース関連事業を展開。主要ブランドに「ANAP」や「CHILLE」など、多彩なファッションアイテムを提供。

ANAP【3189】 スタンダード(内国株式)

ファッションを中心に、店舗販売、インターネット販売、卸売販売、ライセンス事業、メタバース関連事業を展開。主要ブランドに「ANAP」や「CHILLE」など、多彩なファッションアイテムを提供。

事業内容

ANAPは、自社および連結子会社である株式会社ANAPラボの2社で構成されています。同社は、「仕事は楽しく」「現場主義」を基本理念に掲げ、ファッションを愛する社員が自らのスタイルを表現し、お客様に楽しいショッピング体験を提供することを事業の基本としています。同社は、インターネット販売、ショッピングモールを中心とした店舗販売、および卸売販売を行っており、おしゃれを楽しみたい女性のニーズに応えるため、手頃な価格でファッションを「オンタイム」で楽しめる商品を提案しています。

同社は、基幹ブランドを中心に、コンセプトの異なる多数の独自ブランドをサブブランドとして展開しています。主要なブランドには、「ANAP」、「ANAP KIDS」、「ANAP GiRL」、「ANLIBERTY ANAP」、「ANAP MIMPI」、「CHILLE」、「LATINA」、「SETTIMISSIMO」があり、それぞれ異なるターゲット層やコンセプトを持っています。例えば、「ANAP」は10代から20代後半をターゲットに、「イマの自分らしさを楽しむ」をコンセプトにしています。一方、「ANAP KIDS」は3歳から7歳の子供向けファッションブランドで、遊び心溢れるストリートカジュアルを提案しています。

また、同社はインターネット販売事業において、「ANAPオンラインショップ」を運営し、自社ブランドの商品を販売しています。このオンラインショップは、自社開発のシステムを用いて受注管理、売上管理、在庫管理、お客様の購入分析などを一元管理しており、新機能の追加や機能改善を容易に行える柔軟性を持っています。

さらに、卸売販売事業では、全国のセレクトショップや量販店向けに商品を提案し、納品しています。また、ライセンス事業では、「ANAP」の各ブランドの商標を国内外の企業に使用許諾し、ロイヤリティ収入を得ています。最後に、メタバース関連事業では、メタバース空間でのファッションアイテム販売や、他社のメタバース空間でのプラットフォーム開発支援などを行っており、企業のメタバース事業参入を支援しています。

経営方針

ANAPは、カジュアルファッションを中心に展開するアパレル企業であり、顧客のニーズに応えるために、手頃な価格でファッションを「オンタイム」で楽しめる商品を提供しています。同社は、コロナ禍からの脱却と事業再生を最優先とし、コスト削減と事業構造改革を継続しています。新しい生活様式に対応したエッセンシャルアイテムの充実や、ライブコマース販売を通じて購買行動の変化に注力しています。また、実店舗の販売力とブランド浸透力を重要視し、アフターコロナの時代においても企業価値を高めるために、海外でのフランチャイズ展開やライセンス供与、新たなビジネスチャンスの探求に取り組んでいます。

同社は、営業利益の向上を目指し、ブランド力の強化、魅力的な店舗づくり、オンラインショッピングサイトの販売力のさらなる強化に努めています。これらの取り組みは、同社のビジネスモデルを支え、売上高営業利益率の向上に寄与しています。

さらに、ANAPは、コスト削減、オンラインショッピングサイトの販売力回復、業務効率化と内製化の推進、社員教育による全社統制の強化、新規販売チャネルの展開、新型コロナウイルス感染症への対応など、複数の施策を実施しています。これらの施策は、厳しい経営環境の中で企業価値を高め、経営の安定化を図るためのものです。

ANAPは、インターネット販売、店舗販売、卸売販売、ライセンス事業、メタバース関連事業など、多角的な事業展開を行っており、これらの事業を通じて、より多くの消費者ニーズに応え、継続的な成長と企業価値の拡大を目指しています。