事業内容
ありがとうサービスは、リユース事業、フードサービス事業、地方創生事業の3つの主要セグメントを展開しています。
リユース事業では、ハードオフ、オフハウス、ホビーオフ、ブックオフなどのフランチャイズ店舗を運営し、パソコン、オーディオ、ビジュアル機器、楽器、ブランド品、衣料品、家具、ゲーム、フィギュア、カード、玩具全般、本、ゲームソフト、CDなどのリユース商品を取り扱っています。また、MOTTAINAI WORLD ECO TOWNやタイのバンコク、カンボジアのプノンペンにも店舗を展開しています。
フードサービス事業では、モスバーガー、トマト&オニオン、一番亭、俺のフレンチ・イタリアン、いきなりステーキ、ペッパーランチ、旭川味噌ラーメンばんからなどのフランチャイズ店舗の運営に加え、とり壱、かつれつ亭、ティア自然食堂、デリカ・スィーツ&ベーカリー、ターミナル、ショコラトリーtsumugi、アトリエtsumugi、bake shop offrir、今治街中麦酒など、同社独自のブランドも展開しています。
地方創生事業では、今治市鈍川せせらぎ交流館、ユートピア宇和・游の里温泉、クアテルメ宝泉坊・宝泉坊ロッジ、西条市本谷温泉館、成川渓谷休養センター・高月温泉などの温浴宿泊施設の運営、今治市玉川龍岡活性化センター、ほわいとファーム、ししの里せいよなどの生産物販売施設、ハム工房古都などの製造小売事業を手掛けています。
2023年2月末時点で、リユース事業97店舗、フードサービス事業29店舗、地方創生事業9施設、合計135店舗を展開。事業地域は、愛媛県、山口県、長崎県を除く九州、カンボジア王国プノンペン市、タイ王国バンコク市に及びます。
経営方針
ありがとうサービスは、リユース事業、フードサービス事業、地方創生事業を核とする多角的なビジネスモデルを展開しています。同社は、「世のため人のため」を経営理念に掲げ、「お客様からありがとうを言っていただく」「会社を学びと成長の舞台とする」「十分な収益を上げ世の中に教育とスポーツを通じ貢献する」を経営目的としています。経営指標としては、売上高経常利益率に注目し、現在の7.8%から10%への向上を目指しています。
中長期的な経営戦略として、フランチャイジー業態の拡大と店舗力の強化、さらには同社独自の業態のウエイトを上げることで経営基盤の安定化を図っています。外部環境の変化に対応するため、社内コミュニケーションの質の向上や、ニューノーマルへの適応、パンデミックへの備え、国際的な紛争への対応など、様々な課題への取り組みが進められています。
リユース事業では、九州地方を中心にリアル店舗の出店を加速し、フードサービス事業ではモスバーガー事業の改装と新規出店、製造小売部門の複合型店舗の出店を準備しています。地方創生事業では、今治エリアの観光資源としての位置づけを強化し、2026年2月期までに収益化を目指しています。
経営全般においては、店舗開発力の強化、人材の確保、次世代経営陣の育成、バックオフィスのデジタル化など、幅広い課題への取り組みが継続されています。これらの戦略を通じて、ありがとうサービスはリアル店舗出店の加速と全施設の完全稼働を目指し、さらなる成長を目指しています。