サカタのタネ【1377】 プライム(内国株式)

野菜種子、花種子、球根、苗木、農園芸資材の販売、造園工事・管理、人材派遣、農産物の生産・加工、研究開発受託。

サカタのタネ【1377】 プライム(内国株式)

野菜種子、花種子、球根、苗木、農園芸資材の販売、造園工事・管理、人材派遣、農産物の生産・加工、研究開発受託。

事業内容

サカタのタネは、自社および子会社35社、関連会社3社から成るグループ企業で、園芸商材の販売を主軸に事業を展開しています。具体的には、野菜種子、花種子、球根、苗木、農園芸資材などの生産及び販売を行っており、事業は大きく分けて国内卸売事業、海外卸売事業、小売事業、その他事業の4つのセグメントに分類されます。

国内卸売事業では、サカタのタネを含む5社が、種苗会社や生産者へ野菜種子、花種子、球根、苗木、農園芸資材を卸販売しています。このセグメントには、サカタ ロジスティックスやブロリードなどが含まれます。

海外卸売事業は、サカタのタネを含む29社が、野菜種子、花種子、苗木を生産または仕入れ、海外の種苗会社等へ卸販売しています。この事業には、Sakata Seed America, Inc.やSakata Vegetables Europe S.A.S.など、世界各地の子会社が関与しています。

小売事業では、サカタのタネが一般園芸愛好家を対象に、ホームセンター向け販売や通信販売、直営園芸店での販売を行っており、野菜種子、花種子、球根、苗木、園芸資材を取り扱っています。

その他事業としては、サカタのタネグループは、造園工事の施工・管理、人材派遣業務、農産物の生産・加工・販売、研究開発の受託業務などを行っており、サカタテクノサービスやたねとファーム株式会社、サカタのタネ グリーンサービス株式会社などがこれに該当します。

以上のように、サカタのタネは、種苗の生産から販売、さらには関連サービスまで幅広い事業を展開しており、国内外で多岐にわたるニーズに応えています。

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経営方針

サカタのタネは、品質、誠実、奉仕を社是とし、世界一の種苗会社を目指す成長戦略を推進しています。同社は、採算性と財務の健全性を重視し、企業価値の増大に努めるとともに、生産者と消費者双方に喜ばれる高品質な種苗の開発と供給に注力しています。特に、大規模自然災害や地球温暖化といった課題に対応し、持続可能な農業の実現に貢献することを使命としています。

サカタのタネは、サステナビリティ経営を目指し、「三層共生」を新たな経営理念に位置付け、2022年にはサステナビリティ基本方針を制定しました。この方針に基づき、高収益ビジネスモデルの確立、各地域における健全な収益構造の構築、サプライチェーンインフラの整備、グローバルカンパニー実現に向けた人財育成と組織・マネジメント体制の構築、グローバルIT基盤の整備という5つの基本方針に基づいて事業計画を推進しています。

これらの戦略を通じて、サカタのタネは、オリジナル性の高い種苗の継続的な創出、新興国市場への成長機会の取り込み、高収益モデルの確立、効率的なグローバルサプライチェーンマネジメント体制の実現、そしてグローバルに最適な事業管理と経営判断を支援するITシステム基盤の構築を目指しています。これらの取り組みにより、より良い社会の実現に貢献し、企業としてのさらなる成長を目指しています。