ディーブイエックス【3079】 スタンダード(内国株式)

循環器疾患分野に特化し、心臓ペースメーカ、アブレーションカテーテル、ICD、電極カテーテル等の医療機器を提供。

ディーブイエックス【3079】 スタンダード(内国株式)

循環器疾患分野に特化し、心臓ペースメーカ、アブレーションカテーテル、ICD、電極カテーテル等の医療機器を提供。

事業内容

ディーブイエックスは、1986年4月に設立された医療機器の専門企業であり、「人に優しい医療」への貢献をコンセプトに掲げています。同社は、循環器疾患分野に特化し、患者や医療関係者に有益な製品やサービスを提供することで、最適な医療の普及に貢献しています。ディーブイエックスの事業は主に「不整脈事業」、「虚血事業」、「その他」の三つのセグメントに分かれています。

不整脈事業では、心臓ペースメーカ、アブレーションカテーテル、ICD(植込み型除細動器)、検査用電極カテーテルなど、不整脈の検査や治療に必要な医療機器を提供しています。これらの製品は、関東地域を中心に全国の医療施設に卸売されています。

虚血事業では、心筋梗塞や狭心症などの虚血性疾患の検査・治療に用いる医療機器を取り扱っており、自動造影剤注入装置「RAQUOSインジェクションシステム」などが主力製品です。これらの製品は、国内外の医療機器メーカーから直接仕入れ、全国の医療施設に販売しています。

その他の事業セグメントでは、脳神経外科関連商品、一般外科関連商品、消化器関連商品、放射線防護用品など、不整脈事業や虚血事業に属さない商品の販売を行っています。これにより、ディーブイエックスは幅広い医療分野に対応する製品ラインナップを持つ企業として位置づけられています。

ディーブイエックスは、医療機器の輸入商社及び国内医療機器メーカーからの仕入れにより、医療現場に必要な高品質な製品を提供し続けており、医療機器市場における同社の役割は非常に重要です。

経営方針

ディーブイエックスは、医療機器業界において「生命と健康を守る」というパーパスのもと、継続的な成長を目指しています。同社は、患者様や医療関係者に有益な製品・サービスを提供し、最適な医療の普及に貢献することをミッションとして掲げています。また、医療の現場や社会から求められるリーダーを目指し、多様な個性を活かして新たな事業を開拓するビジョンを持っています。

中期経営計画において、ディーブイエックスは、外部環境の変化を機会と捉え、持続的な成長を可能とするための変革に取り組んでいます。具体的には、利益率と生産性の向上、地域的依存度の低減、強靭な事業ポートフォリオの構築、新たな成長基盤の強化(市場)、成長基盤の強化(組織)をテーマとした全体戦略に基づき、部門ごとの戦略を策定しています。これらの取り組みを通じて、「ディーブイエックスの製品やサービスが日本のみならず世界中の生命と健康を守る」ことを目指しています。

また、経営上の目標として、安定的に業容の拡大を図り、資本効率性と収益性の向上を目指しています。自己資本当期純利益率(ROE)20%以上、売上高営業利益率4%以上を確保することを目標に掲げ、医療現場のニーズに応えた商品の導入や高付加価値サービスの提供、管理機能の整備・強化により経営効率を向上させることで、これらの目標達成を目指しています。

ディーブイエックスは、医療機器業界の変化に対応しながら、社会から信頼される経営を推進し、持続可能な成長を追求しています。