工藤建設【1764】 スタンダード(内国株式)

建設・土木工事の設計・施工、戸建住宅の設計・施工、土地・建物の販売、建物総合管理・賃貸業務、高齢者向け介護付有料老人ホームの運営。

工藤建設【1764】 スタンダード(内国株式)

建設・土木工事の設計・施工、戸建住宅の設計・施工、土地・建物の販売、建物総合管理・賃貸業務、高齢者向け介護付有料老人ホームの運営。

事業内容

工藤建設グループは、工藤建設および関連会社2社で構成されており、幅広い事業セグメントを展開しています。主要な事業としては、建設事業、不動産販売事業、建物管理事業、介護事業が挙げられます。

建設事業では、建設・土木工事の設計、施工、監理、請負を行っており、戸建住宅の設計、施工、請負も手掛けています。このセグメントには、関連会社である東洋リースが関連業務を担っています。

不動産販売事業では、土地や建物の販売を行っており、顧客の多様なニーズに応える不動産ソリューションを提供しています。

建物管理事業では、建物の保守点検、管理業務、家賃収納代行などの建物総合管理業務を行っています。また、賃貸業務においても、関連会社である日建企画が管理等の業務を担当しています。

介護事業では、介護保険法に基づく高齢者向け介護サービスを提供しており、特に介護付有料老人ホームの運営に力を入れています。これにより、高齢者の方々が安心して生活できる環境を提供しています。

これらの事業を通じて、工藤建設グループは建設から不動産、介護に至るまで、幅広い分野で社会に貢献しています。

経営方針

工藤建設は、神奈川・東京を中心に、建設・住宅事業を核としながら、不動産販売、建物管理、介護事業など多岐にわたる事業を展開しています。同社は、創業以来、時代の変化に柔軟に対応し、事業領域を拡大してきました。その経営の基本方針は、地域の人々が全ライフステージにわたって居住し続けられる「住まい」を提案する生活舞台創造企業として事業展開を図ることです。

経営上の目標として、売上高経常利益率5%、自己資本比率40%を掲げ、収益力と資本力の強化を目指しています。しかし、経営環境の不透明さから、中期経営計画の公表は控えており、今後の課題として検討を続けています。

具体的な成長戦略として、建設部門では環境配慮や長寿命化を意識した土地有効活用の提案、住宅部門では顧客感動の実現を目指し、建物管理部門では安定的な収益確保と新規獲得の強化、介護部門では高齢者施設の商品性向上に取り組んでいます。また、全体として事業競争力・収益力の強化、デジタル化による生産性向上、ガバナンス強化、コンプライアンスの徹底を最重点課題としています。

工藤建設グループは、これらの戦略を通じて、持続的な成長と安定的な収益確保を目指しています。社会インフラや集合住宅の老朽化対策、住宅市場の変化への対応、介護ニーズの増加への対応など、社会的な要請に応える事業展開を図っていくことで、関係者の期待に応えていく方針です。