MonotaRO【3064】 プライム(内国株式)

この会社は、eコマースを活用した通信販売で工場用間接資材を国内外の事業者に提供する事業を展開。

MonotaRO【3064】 プライム(内国株式)

この会社は、eコマースを活用した通信販売で工場用間接資材を国内外の事業者に提供する事業を展開。

事業内容

MonotaROは、主にeコマースを利用した通信販売を通じて、間接資材を国内外の事業者に販売しています。MonotaROグループは、MonotaRO本体、3つの連結子会社、1つの関連会社で構成されています。その他の事業については重要性が低いため、詳細は省略されています。

MonotaROは、国内外の卸業者やメーカーから商品を仕入れ、自社のウェブサイトや紙カタログを通じてエンドユーザーに直接販売しています。店舗を持たず、受注や発注、商品の入出荷、顧客サポートを各拠点に集約し、インターネットを通じて受発注管理を行っています。顧客の購買情報をデータベース化し、販売活動に活用しています。

顧客へのアプローチは、チラシの郵送、ファクシミリや電子メールによるダイレクトメール、インターネット広告、ラジオやテレビなどのマスメディアを組み合わせて行っています。これにより、新規顧客の獲得、追加販売、顧客の離脱防止に努めています。

MonotaROが取り扱う商品は、工場で日常的に使用される消耗品や補修用品などの工場用間接資材が中心です。これらの資材は、購買金額の割合は低いものの、アイテム数が多岐にわたるため、迅速な購買が求められます。また、需要の高い一部の商品については、プライベートブランドでも展開しています。

特集記事

経営方針

MonotaROは、「資材調達ネットワークを変革する」という企業理念のもと、IT技術を活用して事業者の資材調達環境を改善し、企業価値の向上を目指しています。特に、日本の間接資材流通業界の非効率性をインターネットで解消し、顧客が本業に集中できる環境を提供することを重視しています。

同社は、売上高や営業利益率、ROEを重要な経営指標とし、15%以上の売上成長率とそれを上回る利益成長を目指しています。国内外での事業拡大を視野に入れ、技術革新とオペレーションの進化に投資を行い、ROE30%以上の達成を目指しています。

中長期的な戦略として、MonotaROはシンプルな流通体制の構築を進めています。特に、中小事業者に対してインターネットを活用した効率的な通信販売を提供し、価格よりも利便性を重視した商材の提供を行っています。また、データベースマーケティングを活用し、顧客の囲い込みを図っています。

成長戦略の一環として、MonotaROは新規顧客の獲得と顧客生涯価値の向上を重視しています。SEOやインターネット広告を活用し、顧客基盤の拡大を図るとともに、顧客の利用定着率を向上させる施策を展開しています。また、大企業向けの購買管理システムとの連携を通じて、間接資材の販売を拡大しています。

物流インフラの強化も重要な成長基盤と位置付けています。迅速な商品提供を実現するため、物流センターの出荷能力向上と在庫商品の拡充を進めています。さらに、海外事業の推進にも力を入れ、韓国、インドネシア、インドでの事業基盤を強化しています。

ESG経営やSDGsへの取り組みも重視しており、サステナビリティ委員会を設置しています。気候変動対策やリサイクル、ダイバーシティの推進など、5つの重点課題に取り組むことで、持続可能な社会の実現を目指しています。