ペッパーフードサービス【3053】 スタンダード(内国株式)

「いきなり!ステーキ」や「炭焼ステーキくに」などのレストラン事業を展開し、冷凍食品やソースの販売も行う飲食関連企業。

ペッパーフードサービス【3053】 スタンダード(内国株式)

「いきなり!ステーキ」や「炭焼ステーキくに」などのレストラン事業を展開し、冷凍食品やソースの販売も行う飲食関連企業。

事業内容

ペッパーフードサービスは、主に「いきなり!ステーキ」店舗の展開を主力事業としています。この店舗では、感熱センサー付き電磁調理器を用いた独自の店舗運営システムを活用し、高級料理とされるステーキを手頃な価格で提供しています。

同社は「いきなり!ステーキ」以外にも、オーダーカットステーキ店「炭焼ステーキくに」、とんかつ店「こだわりとんかつ かつき亭」、和牛・国産牛を使用したすき焼き専門店「すきはな」などのレストラン事業を展開しています。また、冷凍食品やソースの販売も行っています。

「いきなり!ステーキ」事業では、立ち飲みスタイルでステーキとワインを楽しむコンセプトを持ち、直営、フランチャイズ(FC)、委託事業として運営されています。肉マイレージやテイクアウト、デリバリーサービスも提供し、成長を目指しています。

フランチャイズ事業では、加盟契約者の開拓や店舗物件の開発、店舗運営ノウハウの提供を行い、加盟契約金やロイヤリティを受領しています。直営事業は新商品やサービスのテスト導入、加盟店の人材教育の場としても活用されています。

委託事業では、同社所有店舗の運営を受託者が行い、業績に応じて業務委託料を支払います。受託者は店舗研修を受け、必要な技能を習得した後、店舗運営を行います。運営支援も提供されます。

商品販売事業では、ネットショップを通じて冷凍ハンバーグやガーリックライス、ステーキセットなどを販売しています。また、業務用卸販売としてソース類の販売も行い、デリバリー専門ブランド「いきなり!やきにく」も展開しています。

特集記事

経営方針

ペッパーフードサービスは、成長戦略として「漸進」をテーマに掲げています。トレンドを見据えた業態開発を進めつつ、既存店の売上向上に全社一丸となって取り組んでいます。顧客満足度の向上を重視し、収益確保の体制を構築することを目指しています。

同社の中長期的な経営戦略は、「既存事業」「海外」「新業態」の3つの領域に焦点を当てています。既存事業では、収益の安定化を図り、デジタルトランスフォーメーション(DX)やプロモーション投資を積極的に推進しています。海外展開では、アジアを中心に店舗網の拡大を目指しています。

新業態の開発も重要な柱です。多様化する食の志向や来店ニーズに応じた新業態の企画・検討を行い、新たな成長の「柱」となる業態の構築を目指しています。これにより、食文化の新たな潮流を創出し、顧客に新しい価値を提供することを目指しています。

人材育成にも力を入れており、厳しい採用基準と教育訓練を通じて優秀な人材を育成しています。コンプライアンス遵守の観点から、不正や犯罪の発生しない職場環境づくりと社員の連帯意識の醸成にも努めています。

マーケティング強化の一環として、SNSや公式アプリを活用し、ブランドイメージの向上と顧客とのタッチポイントの増加を図っています。新規顧客の獲得とリピート率の向上を目指し、広報・宣伝活動を強化しています。

安全管理と食材調達の多元化も推進しています。食の安全管理を徹底し、食材の産地と調達先を厳選することで、安全で安定した商品供給を実現しています。ISO認定資格者による定期的な訪問で、衛生管理と品質管理を確認しています。

牛肉価格の高騰に対しては、原価低減に向けた様々な対策を講じています。新しい部位の取り扱いなどを通じて、コスト管理を強化し、価格競争力を維持しています。出店候補物件の確保も重要な課題として取り組んでいます。

フランチャイズ(FC)加盟者の開発も積極的に行っています。FC事業を中心に事業を拡大し、加盟契約者の開発を通じて持続的な成長を目指しています。これにより、ペッパーフードサービスはさらなる市場拡大を図っています。