パシフィックネット【3021】 スタンダード(内国株式)

パソコンやサーバーのレンタル、IT環境運用管理、使用済みIT機器の回収・リユース、イヤホンガイドⓇの製造販売・保守サービスを展開。

パシフィックネット【3021】 スタンダード(内国株式)

パソコンやサーバーのレンタル、IT環境運用管理、使用済みIT機器の回収・リユース、イヤホンガイドⓇの製造販売・保守サービスを展開。

事業内容

パシフィックネットは、IT機器のレンタルやITサービスを提供するITサブスクリプション事業、使用済みIT機器の回収・データ消去とリユース・適正処理を行うITAD事業、そして観光業界を中心にイヤホンガイドⓇの製造販売・保守サービスを手がけるコミュニケーション・デバイス事業を展開しています。

同社のITサブスクリプション事業は、法人や官公庁向けにパソコン、サーバー、タブレットなどのIT機器のレンタルサービスや、IT環境の運用保守、クラウドサービスなどを提供しています。このセグメントはサブスクリプション型サービスが主体です。

ITAD事業では、使用済みのIT機器をセキュアに回収し、データ消去から適正処理までを行います。高価値品はリユース品として販売し、再利用が困難な機器は分解して素材化、適正なリサイクル業者へ販売しています。これにより、廃棄物削減と環境保護に貢献しています。

コミュニケーション・デバイス事業では、観光業界を中心にイヤホンガイドⓇの製造販売・保守サービスを提供しています。このデバイスは、観光地ガイド、国際会議の通訳、騒音の多い工場見学、美術館や博物館での使用など、多岐にわたる用途で活用されています。株式会社ケンネットがこの事業を担っており、国内シェアの90%以上を占めています。

これらの事業を通じて、パシフィックネットはIT機器の有効活用から環境保護、観光業界のサポートまで、幅広い分野で貢献しています。

特集記事

経営方針

パシフィックネットは、企業のIT支援を通じて「人々」と「社会」を幸せにすることを経営理念として掲げています。この理念の実現に向けて、同社は顧客満足度の向上と新たな価値創造を追求し続けています。経営指標としては、売上高、営業利益、経常利益、EBITDA、ROEを重要視し、これらを通じて持続的な成長と企業価値の向上を目指しています。

パシフィックネットは、IT分野における働き方の変化、デジタル化、IT人材不足、情報セキュリティの重要性の高まりなど、現代の課題に対応しています。特に、2025年のWindows 10 サポート終了に伴う企業のIT部門への負担増加は、同社にとって重要な成長機会と捉えています。

成長戦略としては、ストック収益の拡大と事業成長の加速、市場成長に対応したサービス提供インフラの整備、SDGsの推進、ガバナンスとリスク管理体制の強化を掲げています。これらの戦略を通じて、サービス提供インフラの強化やサステナブルな未来の実現に貢献し、持続的な企業価値の向上を目指しています。

パシフィックネットは、ITサブスクリプション事業、ITAD事業、コミュニケーション・デバイス事業を展開し、IT機器の有効活用から環境保護、観光業界のサポートまで幅広い分野で貢献しています。同社の成長戦略は、これらの事業基盤をさらに強化し、新たな価値を創出することに焦点を当てています。