わらべや日洋ホールディングス【2918】 プライム(内国株式)

調理済食品の製造・販売、食品用材料の仕入・加工・販売、食品関係の配送、食品製造設備の販売などを展開。

わらべや日洋ホールディングス【2918】 プライム(内国株式)

調理済食品の製造・販売、食品用材料の仕入・加工・販売、食品関係の配送、食品製造設備の販売などを展開。

事業内容

わらべや日洋ホールディングスグループは、主に食品関連事業を展開している企業であり、その事業内容は大きく分けて食品関連事業、食材関連事業、物流関連事業、食品製造設備関連事業の4つのセグメントに分類されます。

食品関連事業では、米飯群、調理パン群、惣菜群、和菓子などの調理済食品の製造・販売を行っています。このセグメントには、国内外の複数の子会社が含まれ、例えばわらべや日洋食品株式会社はコンビニエンスストア向けに、北海道から関西および四国までの地域でこれらの商品を提供しています。また、海外では、WARABEYA U.S.A., INC.がハワイ州オアフ島、WARABEYA TEXAS, INC.(現WARABEYA NORTH AMERICA,INC.)がテキサス州ダラスで、それぞれコンビニエンスストア向けに製品を製造・販売しています。

食材関連事業は、食品用材料の仕入れ・販売を行っており、株式会社日洋がわらべや日洋食品株式会社や他の食品メーカー向けに食品用材料を提供しています。

物流関連事業では、食品関係の配送を主な業務としており、株式会社ベストランスがコンビニエンスストアなどへの商品の仕分け・配送を、株式会社トラスト・K・ポーターがネットスーパーや軽貨宅配、軽貨物配送を行っています。

食品製造設備関連事業は、食品製造設備の販売およびその設置工事、修理、保守、点検などを提供しており、株式会社プロシスタスがこの事業を担当していますが、2024年2月に事業撤退することが決定しています。

これらの事業を通じて、わらべや日洋ホールディングスグループは食品産業のさまざまなニーズに応える幅広いサービスを提供しています。

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経営方針

わらべや日洋ホールディングスは、食品産業における多様なニーズに応えるため、包括的な事業展開を行っています。同社の成長戦略は、安全・安心な商品とサービスの提供を通じて、消費者の健康で豊かな食生活に貢献することにあります。経営理念には、お客様のニーズ追求、変革推進、コンプライアンス実践、透明性の高い経営、社会からの信頼獲得、人材育成、環境にやさしい企業を目指すことが挙げられています。

わらべや日洋ホールディングスは、新型コロナウイルス感染症の拡大や地政学リスク、原材料価格の高騰など、不透明な経営環境の中で、経営基盤の強化と収益構造の改善を図り、持続的な成長を目指しています。サステナビリティへの取り組みも重視し、2021年12月にはサステナビリティ委員会を設置し、2023年4月には5つの重要課題を特定しています。これらには、循環型社会への貢献、食の喜びの提供、持続可能なサプライチェーンの実現、働きがいと多様性の尊重、強固な事業基盤の確立が含まれます。

事業戦略としては、消費者ニーズに応えた商品開発、原価管理の徹底、生産性向上のための省力化機械の導入、生産体制の見直しによる国内コンビニエンスストア向け事業の拡充と収益力の強化を目指しています。また、海外事業の拡大にも注力し、国内で培った商品開発力や生産技術力を活用して、グローバルな事業基盤の構築を進めています。さらに、品質管理と食品安全の強化、従業員の処遇改善、多様性推進、コーポレート・ガバナンスの充実を通じて、企業価値の向上に努めています。