大森屋【2917】 スタンダード(内国株式)

海苔を中心に食品製造販売事業を展開、家庭用海苔、進物品、ふりかけ等の製造及び販売に注力。

大森屋【2917】 スタンダード(内国株式)

海苔を中心に食品製造販売事業を展開、家庭用海苔、進物品、ふりかけ等の製造及び販売に注力。

事業内容

大森屋及びその連結子会社である大森屋(上海)貿易有限公司は、海苔を中心に食料品全般の製造販売を行う事業を展開しています。このグループは、家庭用海苔、進物品、ふりかけなどの製造及び販売を主に国内で行っており、業務用海苔製品にも力を入れています。

大森屋は、その豊富な商品ラインナップで、日本国内の消費者に対して高品質な海苔製品を提供しています。一方、大森屋(上海)貿易有限公司は、中国市場において家庭用海苔やふりかけ、業務用海苔の販売を手掛けており、国境を越えた事業展開を行っています。

このように、大森屋グループは、国内外での海苔製品の製造販売を通じて、食文化の発展に貢献しています。家庭用から業務用まで、幅広いニーズに応える製品展開が、同社グループの強みとなっています。

経営方針

大森屋グループは、創業以来、食の分野において愛される製品づくりに努め、消費者的視点に立った経営を企業理念としています。同社は、日本の食文化の素晴らしさを尊び、新しい価値の創造を提案の柱としています。また、SDGsへの取り組みを重要なテーマと捉え、社会貢献・環境・働きがいを中心にした活動を行っています。

経営環境においては、海苔を主原料とした食品の製造販売を行っている大森屋グループは、気候変動や生産漁家の減少による海苔の収穫量減少と仕入価格の変動リスクに直面しています。また、少子高齢化の進行や消費者の節約志向が続く中、同社は安全・安心な製品の安定供給、生産活動の効率化やコスト削減、新製品の開発に注力しています。

具体的な成長戦略として、大森屋グループは以下の5点を掲げています。1) 消費者の多様化、個性化するニーズに応える新製品の開発、2) 新販路、新しいマーケットの開拓、3) 製品の安全性、品質の安定性、顧客への安心感の向上、4) 生産性の向上と全社的経費削減の継続、5) 中国をはじめとする海外マーケットの開拓。これらの施策を通じて、強固な企業体質の確立と業績の向上を目指しています。

経営指標としては、自己資本利益率(ROE)の向上を重視しており、経費削減と価格改定により、目標を上回る業績を達成しています。次期の業績見通しとしては、売上高14,900百万円、営業利益415百万円、経常利益420百万円、親会社株主に帰属する当期純利益260百万円を見込んでいます。これらの取り組みを通じて、大森屋グループは持続可能な成長を目指しています。