ワッツ【2735】 スタンダード(内国株式)

The company operates 100-yen shops and various retail stores globally.

ワッツ【2735】 スタンダード(内国株式)

The company operates 100-yen shops and various retail stores globally.

事業内容

ワッツは、100円ショップの運営を中心に事業を展開しています。グループは、連結子会社4社と持分法適用関連会社2社を含む小売販売会社6社、卸販売会社1社で構成されています。主な事業は、100円ショップの運営とその付随業務です。

ワッツは、文具や掃除用品、台所用品、衛生用品などの日用消耗品を取り扱う100円ショップを展開しています。店舗は『Watts(ワッツ)』『Watts with(ワッツウィズ)』『meets.(ミーツ)』『silk(シルク)』などの名称で運営され、他の小売販売会社への卸販売も行っています。

2024年8月31日現在、ワッツの100円ショップは1,812店舗あります。多くはショッピングセンターやスーパーマーケット、百貨店内のテナント型店舗ですが、一部はロードサイド型の独立店舗です。メーカーや問屋と協力し、迅速な商品供給を実現しています。

国内では、雑貨店「Buona Vita(ブォーナ・ビィータ)」を12店舗、生鮮スーパーとのコラボ「バリュー100」を1店舗、ディスカウントショップ「リアル」を7店舗、雑貨店「Tokino:ne(ときのね)」を1店舗運営しています。海外では、タイで「KOMONOYA(こものや)」を14店舗、ペルーで5店舗、中国で「小物家園(こものかえん)」を4店舗展開しています。

さらに、ワッツは100円ショップ向けの卸売業も展開しており、「㈱ニッパン」を通じて事業を行っています。これにより、国内外で多様な小売業態を展開し、幅広い顧客ニーズに応えています。

経営方針

ワッツは、100円ショップを中心に多角的な成長戦略を推進しています。経営方針として「おかげさまの心」を大切にし、地域社会への貢献を使命としています。中期経営計画では、売上高経常利益率とROEの向上を目指し、効率的な経営を重視しています。

ワッツは、物価高や為替変動などの経営環境を注視しつつ、100円ショップの価格帯に拘りながらも、多様な顧客ニーズに応える商品を提供しています。また、「Buona Vita」や「Tokino:ne」などの新業態を積極的に展開し、収益源の多角化を図っています。

海外事業の拡大も重要な成長戦略の一環です。タイやペルー、中国での店舗展開を進め、現地パートナーとの協業を通じて新規市場を開拓しています。これにより、グループ全体の売上シェアの拡大を目指しています。

ワッツは、次世代人材の確保・育成にも注力しています。新卒・中途採用の強化や、パート・アルバイトの正社員登用を進め、多様な人材が活躍できる環境を整備しています。また、SDGs/ESG経営を推進し、環境に配慮した商品開発や社内のペーパーレス化を進めています。

これらの戦略により、ワッツは持続的な成長と中長期的な企業価値の向上を目指しています。次期の連結業績では、売上高62,000百万円、営業利益1,350百万円を見込んでおり、収益性の向上を図っています。