ワッツ【2735】 スタンダード(内国株式)

100円ショップ「Watts」「Watts with」「meets.」「silk」の運営、雑貨店「Buona Vita」、ディスカウントショップ「リアル」、おうち雑貨店「Tokino:ne」、海外均一ショップ「KOMONOYA」「小物家園」、卸売業「㈱ニッパン」展開。

ワッツ【2735】 スタンダード(内国株式)

100円ショップ「Watts」「Watts with」「meets.」「silk」の運営、雑貨店「Buona Vita」、ディスカウントショップ「リアル」、おうち雑貨店「Tokino:ne」、海外均一ショップ「KOMONOYA」「小物家園」、卸売業「㈱ニッパン」展開。

事業内容

ワッツは、100円ショップの運営を中心に展開する企業で、その事業は主に日用消耗品の小売りに特化しています。同社グループは、ワッツを含む小売販売会社6社(連結子会社4社と持分法適用関連会社2社)、および卸販売会社1社(連結子会社)から構成されており、単一セグメントで事業を展開しています。

ワッツグループは、『Watts(ワッツ)』、『Watts with(ワッツウィズ)』、『meets.(ミーツ)』、『silk(シルク)』などのブランド名で、直営店舗をチェーン展開しています。これらの店舗では、文具、掃除用品、台所用品、衛生用品などの日用消耗品を中心に取り扱っており、2023年8月31日現在で1,769店舗を運営しています。店舗の多くはショッピングセンターやスーパーマーケット、百貨店などの量販店内に位置していますが、一部にはロードサイド型の独立店舗も存在します。

また、同社グループはメーカーや問屋と協力し、各店舗への直送体制を構築することで、迅速な商品供給と運賃負担の軽減を実現しています。さらに、外部委託の物流センターを通じて、売れ筋商品の機動的な小口配送体制を確立しています。

国内外での事業展開も積極的で、国内では雑貨店「Buona Vita(ブォーナ・ビィータ)」、ディスカウントショップ「リアル」、おうち雑貨店「Tokino:ne(ときのね)」などを運営。海外では、タイとペルーで「KOMONOYA(こものや)」、中国で「小物家園(こものかえん)」を展開しています。さらに、100円ショップ向けの卸売業も「㈱ニッパン」を通じて手掛けており、多角的な事業展開を進めています。

経営方針

ワッツは、100円ショップを中心に展開する小売業界のリーダーであり、日用消耗品の小売りに特化しています。同社は、国内外での多角的な事業展開を進め、持続的な成長と中長期的な企業価値の増大を目指しています。その成長戦略は、国内100円ショップ事業の成長性確保、新業態の収益性確立、海外事業の拡大、収益力及びコスト増加への対応力強化、次世代人材の確保・育成、そしてSDGs/ESG経営の推進に焦点を当てています。

ワッツは、国内100円ショップ事業のさらなる成長を目指し、Wattsブランド店舗の展開や月替わりの販促企画の実施、100円以外の価格帯の商品導入、オンラインショップの運営など、顧客満足度を高める施策を進めています。また、新業態として、雑貨店「Buona Vita」やおうち雑貨店「Tokino:ne」などを展開し、事業の多角化を図っています。

海外事業においては、タイやペルー、中国での店舗展開を通じて、グループの成長を牽引しています。これらの市場での売上・利益の極大化を目指し、直営店舗及びFC店舗の拡充や新規市場の開拓に取り組んでいます。

収益力の強化とコスト増加への対応には、自動発注システムやセルフレジ導入による省人化・生産性の向上、適正な売価の反映などの施策を進めています。また、優秀な人材の確保・育成にも力を入れ、多様な人事制度の構築や社内環境整備を進めています。

SDGs/ESG経営の推進においては、環境面に配慮したレジ袋の導入や、社内ペーパーレス化、店内照明のLED化など、サステナビリティに関する問題に積極的に取り組んでいます。これらの戦略を通じて、ワッツは持続可能な成長を目指しています。