事業内容
木徳神糧株式会社は、主に4つの事業セグメントを展開しています。まず、米穀事業では、業務用および家庭用の精米、玄米、ミニマム・アクセス米、加工米飯用米などを製造販売しています。このセグメントには、アンジメックス・キトクや木徳(大連)貿易有限公司、キトク・タイランド会社が関与しています。
次に、飼料事業では、配合飼料メーカー向けの原料や、飼料販売店および企業畜産向けの単体飼料を提供しています。この事業は主に木徳神糧が担当しています。
鶏卵事業では、家庭用および業務用の卵、鶏卵加工品を販売しています。特に栄養素を多く含む「ブランド卵」として「カロチンE卵α」などの製品を展開しています。この事業も木徳神糧が主に手がけています。
最後に、食品事業では、製菓や加工食品用の米粉、たんぱく質調整米「真粒米」、小麦粉などを製造販売しています。このセグメントには、東日本産業株式会社が関与しています。これらの事業を通じて、木徳神糧は多様な食品関連サービスを提供しています。
経営方針
木徳神糧株式会社は、持続的な成長を目指し、2023年から2025年までの中期経営計画を策定しています。この計画では、「コメビジネスの拡大」「コメ関連ビジネスの成長」「企業成長の土台作り」を基本方針としています。これにより、事業規模と事業領域の拡大を図り、収益基盤の強化を目指しています。
コメビジネスの拡大においては、国内外での米穀事業の強化を進めています。特に、原料の安定調達と供給を確保するため、仕入ルートの多様化や新しい米品種の普及を推進しています。また、海外市場への進出も積極的に行い、アジアや欧米市場でのジャポニカ米の販売拡大を図っています。
コメ関連ビジネスの成長では、飼料事業や鶏卵事業の拡大に注力しています。飼料事業では、米穀事業とのシナジーを活かし、仕入先の開拓と販売拡大を進めています。鶏卵事業では、安定供給体制の構築と新規市場の開拓を目指し、事業規模の拡大を図っています。
企業成長の土台作りとして、木徳神糧は人材の育成と従業員満足度の向上に力を入れています。多様な人材が活躍できる職場環境の整備や教育研修の充実を図り、企業と従業員が共に成長できる体制を構築しています。また、コーポレート・ガバナンスの強化を通じて、透明性の高い経営を実現し、持続的な成長を目指しています。