カネ美食品【2669】 スタンダード(内国株式)

総合惣菜店舗、寿司専門店舗、洋風惣菜店舗の出店、和食レストラン「寿司御殿赤池本店」、回転寿司「回転割烹 寿司御殿」の運営、コンビニ向け弁当・おにぎり・惣菜の製造納品。

カネ美食品【2669】 スタンダード(内国株式)

総合惣菜店舗、寿司専門店舗、洋風惣菜店舗の出店、和食レストラン「寿司御殿赤池本店」、回転寿司「回転割烹 寿司御殿」の運営、コンビニ向け弁当・おにぎり・惣菜の製造納品。

事業内容

カネ美食品は、弁当、寿司、おにぎり、惣菜などの製造および販売を主な事業としています。同社は、テナント事業と外販事業の二つの主要なセグメントを持っています。

テナント事業では、スーパーマーケットなどに総合惣菜店舗や寿司専門店舗、洋風惣菜店舗を出店し、寿司や惣菜などの製造、販売を行っています。また、和食レストラン「寿司御殿赤池本店」や回転寿司「回転割烹 寿司御殿」の運営も手掛けています。このセグメントの主要な取引先には、ユニー株式会社、UDリテール株式会社、株式会社ドン・キホーテ、株式会社長崎屋があります。

外販事業では、コンビニエンスストアの加盟店向けに弁当、おにぎり、惣菜などの製造、納品を行っています。このセグメントの主要な取引先は、株式会社ファミリーマートです。

さらに、カネ美食品の関係会社である株式会社パン・パシフィック・インターナショナルホールディングスは、グループ会社株式の保有、グループ経営企画・管理、子会社の管理業務受託、不動産管理などを展開しています。これらの活動を通じて、カネ美食品は食品製造および販売業界における幅広いニーズに応えています。

経営方針

カネ美食品は、惣菜市場の成長を背景に、国内中食市場におけるシェア拡大を目指しています。同社は、高齢化や核家族化の進行、女性の社会進出などライフスタイルの変化に伴い、惣菜の利用が増加している現状を捉え、「10兆円超市場」である惣菜市場における成長機会を追求しています。新型コロナウイルス感染症の影響で、外食から内食、中食への需要が高まる中、競争が激化している業界環境の中で、同社は差別化を図り、企業価値の向上を目指しています。

2023年3月には、株式会社パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(PPIH)との間で業務提携契約を締結しました。この提携により、カネ美食品の製造拠点・店舗運営機能・商品開発能力と、PPIHグループの販売・マーケティング・食材調達・商品開発などの機能を組み合わせ、両社の企業価値向上を図る戦略を展開しています。また、新たな社長として寺山雅也氏を迎え、経営基盤の強化と企業力の向上に注力しています。

カネ美食品は、食の安全にも力を入れており、仕入れ食材の安全性確保や情報提供の迅速化を目指しています。また、同業他社との差別化を図るため、品質・清潔・接客・納期の厳守に努め、顧客満足度の向上を追求しています。これらの取り組みを通じて、同社は惣菜市場における競争力を高め、持続可能な成長を目指しています。