第一カッター興業【1716】 スタンダード(内国株式)

切断・穿孔工事、ビルメンテナンス、リユース・リサイクル事業を展開、道路や建物の解体、給排水設備保守、中古IT機器販売等を手掛ける。

第一カッター興業【1716】 スタンダード(内国株式)

切断・穿孔工事、ビルメンテナンス、リユース・リサイクル事業を展開、道路や建物の解体、給排水設備保守、中古IT機器販売等を手掛ける。

事業内容

第一カッター興業株式会社とそのグループ企業は、切断・穿孔工事事業、ビルメンテナンス事業、リユース・リサイクル事業の3つの主要な事業セグメントを展開しています。

切断・穿孔工事事業では、道路やコンクリート構造物の解体、撤去に必要な工事を行っており、工業用ダイヤモンドを使用したダイヤモンド工法や水圧を利用したウォータージェット工法を中心に事業を展開しています。このセグメントには、第一カッター興業を含む複数の関連会社が参加しており、日本全国で事業を展開しています。主な顧客は総合建設業者や道路建設業者などの民間企業で、公共事業関連工事が大半を占めています。

ビルメンテナンス事業では、集合住宅やオフィスビルなどの給排水設備の保守点検や貯水槽清掃、雑排水管清掃業務を行っています。この事業を通じて、顧客のビル運営の円滑化に貢献しています。

リユース・リサイクル事業では、一般企業から中古のIT関連機器やOA機器を仕入れ、データ消去や補修・改修を行った後、主に法人顧客に対して販売しています。また、IT関連機器のデータ消去サービスやOA機器のオフィス設置サービスも提供しています。

これらの事業を通じて、第一カッター興業グループは、建設業界からIT業界に至るまで、幅広い分野でサービスを提供しています。

経営方針

第一カッター興業株式会社は、切断・穿孔工事事業、ビルメンテナンス事業、リユース・リサイクル事業を核とする多角的な事業展開を行っています。同社は、高品質なサービス提供を通じて市場競争力を強化し、業界ナンバーワン企業としての地位を確固たるものにすることを目指しています。具体的には、内部体質の強化、全国展開の推進、新技術の開発に力を入れています。

同社は、建設市場の変化に対応し、リニューアル市場への営業強化を図っています。特に、「ダイヤモンド工法」や「ウォータージェット工法」を用いた耐震・免震改修工事や老朽化したコンクリート構造物のリニューアル化に注力しています。これらの技術は、社会問題となっている騒音・粉塵・振動の問題に対応する環境にやさしい施工方法として注目されています。

また、同社は人材採用・育成の強化、営業展開の強化、協力会社ネットワークの強化、研究開発の強化を基本戦略としています。これらの戦略を踏まえ、各事業ごとに具体的な取り組みを行っており、施工の効率化、技術レベルの向上、原価管理の促進を通じて収益の向上を目指しています。

さらに、コンプライアンスとガバナンスの強化にも注力しています。不正資金流用疑惑の発覚を受けて、外部の専門家から構成される第三者委員会を設置し、再発防止策に取り組んでいます。これには、コンプライアンス基本理念の策定・公開、社内コミュニケーションの改善、内部通報制度の充実化などが含まれます。

第一カッター興業は、これらの成長戦略と再発防止策を通じて、安定した健全な企業の発展を目指し、社会への貢献と株主への報酬を実現することを目標としています。