ヒビノ【2469】 スタンダード(内国株式)

音響・映像機器の販売・施工、建築音響の設計・施工、コンサート・イベントの音響・映像サービスを展開。

ヒビノ【2469】 スタンダード(内国株式)

音響・映像機器の販売・施工、建築音響の設計・施工、コンサート・イベントの音響・映像サービスを展開。

事業内容

ヒビノ株式会社とその連結子会社21社は、音響・映像機器の販売・施工、建築音響の設計・施工、コンサート・イベントの音響・大型映像サービスを提供しています。同社グループは、販売施工事業、建築音響施工事業、コンサート・イベントサービス事業の3つのセグメントに分かれており、それぞれ特化したサービスを展開しています。

販売施工事業では、ヒビノ株式会社をはじめとする複数の子会社が、業務用の音響・映像・照明・制御機器の販売、システム設計、施工、メンテナンスを手掛けています。また、LEDディスプレイや周辺機器の開発・製造・販売、コンシューマー向けの音響・映像機器の販売も行っています。

建築音響施工事業では、日本環境アメニティ株式会社などの子会社が、建築音響・騒音対策の設計・施工、音響製品の開発・製造・販売、音・振動に関するコンサルティング・調査・測定を提供しています。

コンサート・イベントサービス事業では、ヒビノメディアテクニカル株式会社などが、コンサートやイベント用の音響システム・映像システムの企画立案、レンタル、オペレーション、録音・中継・トラックダウン・オーサリングを行っています。さらに、イベントの企画立案・運営・コンサルティング、関連人材の派遣も手掛けています。

これらの事業を通じて、ヒビノは幅広い音響・映像関連サービスを提供し、多様なニーズに応えています。

経営方針

ヒビノ株式会社は、音響・映像機器の販売・施工、建築音響の設計・施工、コンサート・イベントの音響・大型映像サービスを提供する企業グループです。同社は、「創造と革新」を経営理念に、「音と映像で、世界に感動をクリエイトする」ことを目指し、持続的な成長と企業価値の向上に努めています。そのために、コーポレートガバナンスの充実を重視し、迅速かつ透明性のある意思決定を行う体制を整えています。

中期経営計画「ビジョン2025」では、2023年3月期から2026年3月期までの4年間で、持続可能な成長を目指しています。この計画の下、ヒビノは二つの成長戦略、「ハニカム型経営」と「イノベーション」に注力しています。ハニカム型経営では、グループ内に多様な収益源を持つことで、外部環境の変化に強い事業構造を目指し、M&Aを活用して新たな事業領域への挑戦も進めています。また、イノベーションを通じて、新規事業の創出と既存事業の革新に取り組んでいます。

具体的な経営課題としては、高収益体質への変革、未来事業の創造、DXの推進、サステナビリティマネジメントの推進が挙げられます。これらを通じて、大阪・関西万博やメディア関連、都市再開発の特需案件の受注・遂行、騒音対策やバーチャルプロダクション市場への参入、ECの強化、海外展開の加速などに取り組んでいます。

財務目標としては、2026年3月期に売上高750億円、海外売上高比率30%以上、経常利益45億円(過去最高益の更新)、経常利益率6%、自己資本比率30%以上(目標40%)を掲げています。これらの戦略と目標を達成することで、ヒビノは「世界のヒビノ」へと成長を目指しています。