事業内容
フュートレックは、音声認識技術、デジタルマーケティング、映像制作、およびその他の事業を展開している企業です。同社グループは、フュートレックおよび連結子会社3社から構成されています。事業セグメントは、音声認識事業、デジタルマーケティング事業、映像制作事業、その他事業の4つに区分されています。
音声認識事業では、サーバ型音声認識(DSR)、ローカル型音声認識(LSR)、各種音声認識モデルの開発及び製品の販売を行っています。また、音声認識関連技術や声認証技術の開発、多言語音声翻訳技術の開発も手がけています。
デジタルマーケティング事業では、CRMシステム「Visionary」の開発及び販売を行っており、Visionary Cloudの開発及び販売、Visionaryの開発・カスタマイズ及び販売も展開しています。
映像制作事業では、テレビ番組や企業のプロモーション用の映像制作をメディアジャパン株式会社が担当しており、テレビ局への映像制作スタッフの人材派遣も行っています。
その他事業としては、デジタル教科書及び教材に関連するアプリ等の受託開発を株式会社スーパーワンが行っており、メモリーカードへのコンテンツ書込み業務の請負も手がけています。
これらの事業を通じて、フュートレックは多岐にわたる技術とサービスを提供し、様々なニーズに応えています。
経営方針
フュートレックは、音声認識技術とデジタルマーケティングを中心に、映像制作やその他の事業も展開している企業です。同社は、社会の変化に柔軟に対応し、時代に求められる商品を追求することを経営理念としています。この理念の下、フュートレックは、LSI設計会社からスタートし、ソフトウェア開発やサービス事業へと事業領域を広げ、M&Aを通じて事業内容を変化させてきました。
経営戦略として、フュートレックは音声認識事業とデジタルマーケティング事業に経営資源を集中させ、事業拡大を目指しています。音声認識事業では、音声収録に関する受託業務の増加により売上高が増加していますが、外注費の増加によりセグメント利益は赤字となっています。同社は、作業効率化ツールの改善や機能拡張による外注費の削減、および既存の音声認識製品の性能改善に取り組み、利益率の向上を図っています。
デジタルマーケティング事業では、市場拡大を目指し、主力商品であるVisionary Cloudの機能追加開発投資を継続し、新規採用と既存顧客の改善要望に対応して売上高の増加を目指しています。また、株式会社エーアイとの資本業務提携を通じ、音声認識技術と音声合成技術を組み合わせた音声対話AIソリューションの実現や、営業連携の強化を進めています。
フュートレックは、技術力の向上や内部統制システムの強化にも注力し、継続的な発展と企業価値の向上を目指しています。同社は、音声認識事業とデジタルマーケティング事業を核に、楽しく、便利で、簡単な豊かな生活の実現に貢献することを使命としています。