事業内容
K&Oエナジーグループは、主にガス事業とヨウ素事業を展開しています。ガス事業では、関東天然瓦斯開発株式会社が天然ガスの開発、採取、販売を行い、大多喜ガス株式会社が都市ガスやLPガスの供給・販売を担当しています。また、圧縮天然ガスの製造・販売も行っています。
ヨウ素事業では、関東天然瓦斯開発株式会社がヨウ素の原料となるかん水を販売し、K&Oヨウ素株式会社がヨウ素及びヨウ素化合物の製造・販売を行っています。これにより、ヨウ素の生産から販売までを一貫して行う体制を整えています。
その他の事業としては、電気の供給・販売、土木工事やガスの販売に伴う配管工事、ガス機器の販売、地熱井の掘削、地質・水質調査、米国内での石油・ガス開発など多岐にわたる事業を展開しています。これにより、エネルギー関連の多様なニーズに応えています。
経営方針
K&Oエナジーグループは、持続可能な社会の実現を目指し、エネルギー事業とヨウ素事業を中心に成長戦略を推進しています。特に、環境と調和した国産資源の開発を進め、地域社会に貢献することを重視しています。
同社は「VISION2030」に基づき、中期経営計画「中計2027」を策定し、エネルギーの安定供給と脱炭素化を両立させる戦略を展開しています。水溶性天然ガスの開発を進め、地域密着型のエネルギーサービスを提供することを目指しています。
ヨウ素事業では、世界的に希少な資源であるヨウ素の需要拡大に対応し、増産を進めています。特に、医療や電子産業での需要が高まる中、安定供給を確保することが求められています。
再生可能エネルギー分野では、地熱や洋上風力などに30億円以上を投資し、次世代技術の開発を推進しています。また、CCS(炭素回収・貯留)技術の適用を検討し、森林保全事業にも参画する計画です。
経営基盤の強化においては、多様な人材の活躍を促進し、デジタルトランスフォーメーション(DX)を推進しています。これにより、業務効率化と生産性向上を図り、持続可能な企業グループとしての成長を目指しています。