やまや【9994】 スタンダード(内国株式)

酒販事業では、やまや関西、やまや東日本が小売を、やまや商流が卸売を、大和蔵酒造が製造・卸売を担当。外食事業では、チムニーが居酒屋運営、つぼ八も同様に飲食業を展開。

やまや【9994】 スタンダード(内国株式)

酒販事業では、やまや関西、やまや東日本が小売を、やまや商流が卸売を、大和蔵酒造が製造・卸売を担当。外食事業では、チムニーが居酒屋運営、つぼ八も同様に飲食業を展開。

事業内容

やまやグループは、やまやを中心に連結子会社12社及び持分法適用関連会社1社で構成されています。このグループは主に二つの事業セグメントに分かれています。

まず、酒販事業において、やまや及びその関連会社は店舗部門と通信販売を通じて酒類及び食料品の小売を行っています。やまや関西株式会社ややまや東日本株式会社がこれに該当します。また、やまや商流株式会社は製造業者や卸売業者から酒類及び食料品を仕入れ、やまやや株式会社つぼ八への卸売を行うとともに、グループ外への卸売及び小売も手掛けています。大和蔵酒造株式会社は酒類及び食料品の製造及び卸売を行い、やまや商流株式会社がその製品を仕入れています。

次に、外食事業では、チムニー株式会社が中心となり、魚鮮水産株式会社、株式会社紅フーズコーポレーション、めっちゃ魚が好き株式会社、大田市場チムニー株式会社及び株式会社シーズライフを連結子会社として持ち、居酒屋を中心とした飲食業を営んでいます。株式会社つぼ八も居酒屋を中心とした飲食業を展開し、やまや商流株式会社から飲料等の仕入を行っています。

これらの事業を通じて、やまやグループは食と飲みの楽しみを提供し、多様なニーズに応えるサービスを展開しています。

経営方針

やまやグループは、酒販事業と外食事業を二つの主要な柱として、持続的な成長を目指しています。同社は、流通と販売の合理化を通じて消費生活を豊かにし、地域社会や世界の人々の健康で豊かな社会の実現に貢献することを企業理念として掲げています。この理念に基づき、企業価値の向上を目指し、株主や顧客の期待に応えることを経営の基本方針としています。

中期経営計画では、売上高成長率と売上高営業利益率を重要な成長指標としており、売上高営業利益率5%を目標に設定しています。また、酒販事業と外食事業の売上高合計を2,000億円規模、店舗数合計1,400店を中長期の目標として掲げています。

経営戦略としては、企業価値の最大化を重点方針に掲げ、酒類関連市場におけるシェア拡大を目指しています。酒販事業では、「ワールドリカーシステム」を活用し、国内外の銘醸酒や優良な食料品の一貫した供給・販売を行い、物流と商流の効率化を図っています。外食事業では、新規業態開発に積極的に取り組み、食を中心とした総合サービス産業を目指しています。

さらに、新型コロナウイルス感染症の影響や地政学リスクの高まりなど、不透明な経営環境の中で、事業基盤の強化とサステナビリティと経営戦略の一層の強化を通じて、グループ全体で企業価値の向上に努めています。これには、お客様のニーズに応じた新価値提案や、エコノミーとエコロジーを両立する省エネルギーの推進、社会とともに存続し発展する企業としての構造改革などが含まれます。

やまやグループは、これらの戦略を通じて、食と飲みの楽しみを提供し、多様なニーズに応えるサービスを展開し続けることで、持続可能な成長を目指しています。