事業内容
セキドは、複数の事業セグメントを展開している企業で、主にファッション事業、美容事業、賃貸部門、およびその他のサービスを提供しています。
ファッション事業では、関東、東海、東北地区を中心に23店舗の直営店「GINZA LoveLove」と韓国コスメ・雑貨のバラエティショップ「&choa!」を運営しています。これらの店舗は、東京、神奈川、千葉、埼玉、茨城、群馬、福島、静岡、愛知、三重、岐阜、京都に展開されており、貴金属、時計、バッグ・雑貨、ファッション衣料などの販売を行っています。また、インターネット通販サイトを通じて、全国の顧客にブランドファッション商品と韓国コスメ・雑貨の販売も行っています。
美容事業では、韓国のシートマスクブランド「MEDIHEAL」の日本総代理店として機能し、国内の小売業への卸売および公式ECサイトの運営を行っています。2023年3月22日には、MEDIHEAL JAPAN株式会社の解散とその事業の譲受を決定しました。
賃貸部門では、自社で保有する店舗及び駐車場用地を他社に賃貸しており、安定した収益源を確保しています。
その他の事業として、外商部門では、主に法人向けの空調設備や照明機器設備の施設工事、個人向けのリフォーム工事などを手掛けています。
セキドは、これらの多岐にわたる事業を通じて、幅広い顧客ニーズに応えるサービスを提供しています。
経営方針
セキドは、顧客中心の経営方針として「お客様に尽くす」「社員に尽くす」「お取引先に尽くす」を掲げ、高い目標に挑戦し、誠実な商売を心がけることを基本姿勢としています。同社は、2022年7月に中期経営計画を見直し、現在その二年目に取り組んでおり、ファッション事業と美容事業の強化に注力しています。
ファッション事業では、新規業態店舗の拡大やEC部門の内製化を進め、美容事業ではPR活動を通じた認知度の拡大を目指しています。また、顧客とのコミュニケーションを重視し、リピーターの増加に努める戦略を展開しています。さらに、AIを活用した顧客管理や高額商品の品揃えの充実、プッシュ通知を用いたマーケティング強化など、顧客満足度の向上とリピーター率の増加に取り組んでいます。
経営環境の変化に対応するため、セキドは業績の安定拡大を目指し、組織の整備と強化を最優先課題としています。美容事業では「エイジレス」「ジェンダーレス」をコンセプトにした新商品の展開や、大手バラエティストアでの販売強化、インフルエンサーとの連携を強化しています。
中期経営計画においては、売上高経常利益率の向上を目標とし、2025年3月期には売上高経常利益率4.0%の達成を目指しています。これらの戦略を通じて、セキドは経営環境の不確実性に対応し、持続可能な成長を目指しています。