コックス【9876】 スタンダード(内国株式)

衣料品小売業を主軸に、イオンリテール㈱、イオンモール㈱等のショッピングセンターでの店舗運営を展開。

コックス【9876】 スタンダード(内国株式)

衣料品小売業を主軸に、イオンリテール㈱、イオンモール㈱等のショッピングセンターでの店舗運営を展開。

事業内容

コックスは、自社および連結子会社1社で構成される企業グループであり、主に衣料品小売業を展開しています。コックスはイオングループの一員であり、イオン(株)を親会社としています。イオングループは、GMS(総合スーパー)事業を中心に、専門店、総合金融、ディベロッパー、サービスなど、多岐にわたる事業を複合的に手がけています。

コックスは、専門店事業を営む企業群に属しており、一部の店舗はイオンリテール㈱やイオンモール㈱などが運営するショッピングセンター内に位置しています。これらの店舗は賃貸借契約に基づき、賃借取引を行っており、イオングループ内のショッピングセンターとの連携を通じて、衣料品の小売りを行っています。

コックスの事業内容は、イオングループの広範な事業フィールドの中で、特に衣料品小売に特化している点が特徴です。イオングループの一員として、コックスはグループのリソースを活用しながら、消費者に対して質の高い衣料品を提供しています。その事業展開は、イオングループの総合力を背景に、衣料品小売業界での競争力を高めています。

経営方針

コックスは、衣料品小売業を主軸に展開する企業であり、イオングループの一員として、総合スーパーや専門店事業など多岐にわたる事業を手がけるグループのリソースを活用しています。同社は、「お客さまのファッションやライフスタイルを彩る、本質的なゆたかさを提供し続ける」という経営理念のもと、持続的な成長を目指しています。

中期経営計画では、ブランド力強化、MD(マーチャンダイジング)改革による荒利率の改善、EC(電子商取引)運営改善とDtoC(Direct to Consumer)強化によるEC売上の拡大、売り方改革と売場改革による店舗売上の回復を重点領域として掲げています。これらの取り組みを通じて、安定した黒字化を目指すとともに、2024年2月期には売上高営業利益率3.02%、売上高経常利益率3.15%を数値目標としています。

具体的な戦略として、ikkaブランドの強化を図り、ファミリー・カップル・ライフグッズをコンセプトに競争他社との差別化を明確にすること、アパレルとインテリア雑貨・グリーン・香りの雑貨を融合したライフスタイル化を推進することが挙げられます。また、ECサイトの再リニューアルや機能改善を進め、自社サイトの売上拡大を目指します。さらに、店舗での会員獲得を強化し、自社サイトへの送客を進めることで、オンラインとオフラインの相乗効果を高めていく方針です。

これらの戦略は、不透明な経済環境や新型コロナウイルス感染症の影響に対応し、お客さまから支持されるブランド・会社へと成長させるためのものです。コックスは、変化に迅速に対応し、事業構造を改革していくことで、中期的な収益性及び成長性の向上を図っています。