Genki Global Dining Concepts【9828】 スタンダード(内国株式)

国内外で寿司レストランを展開し、水産食品の加工・販売も手がける。

Genki Global Dining Concepts【9828】 スタンダード(内国株式)

国内外で寿司レストランを展開し、水産食品の加工・販売も手がける。

事業内容

元気寿司グループは、元気寿司株式会社とその連結子会社1社から構成され、主にレストラン関連事業を展開しています。このグループは株式会社神明ホールディングスの子会社であり、親会社とその他の子会社との間には継続的な事業上の関係が存在します。

元気寿司グループの事業セグメントは大きく分けて、国内事業、海外事業、その他の事業の3つです。国内事業では、日本国内で寿司レストランの運営を行っており、海外事業では、海外でのフランチャイズ展開と、子会社であるGENKI SUSHI USA, INC.を通じてアメリカ合衆国内で寿司レストランを展開しています。その他の事業としては、親会社の子会社である株式会社神戸まるかんが水産食品の加工・販売を手掛けています。

これらの事業内容と各事業の位置づけは、公表されている事業系統図によっても示されており、元気寿司グループの多角的な事業展開を物語っています。国内外での寿司レストランの運営を核としつつ、水産食品の加工・販売という異なる分野にも手を広げている点が、同社グループの特徴と言えるでしょう。

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経営方針

元気寿司は、新たな経営理念「私たちは、まごころ込めた一皿で、豊かで楽しい時間を提供し、世界中を"元気"にします」を掲げ、顧客に対して居心地の良い空間と豊かな時間を提供することで、心身の健康に貢献することを目指しています。同社は、売上高営業利益率(5%以上)と自己資本利益率(15%以上)を経営指標として設定し、企業価値の向上を図っています。

中長期的な経営戦略として、国内外での店舗展開に注力しています。国内では、西日本でのエリア拡大と首都圏でのエリア拡充を目指し、「回転しない寿司」の出店に力を入れています。また、郊外型から大都市型への転換を進め、堅実な成長を目指しています。海外では、フランチャイズ方式を用いた新規地域への展開と、米国ハワイでの市場寡占化を図りつつ、フランチャイズ先との関係強化に努めています。

しかし、新型コロナウイルス感染症の影響や外部環境の変化に伴い、中期経営計画を見直し、国内事業では収益性の改善を最優先課題としています。店舗運営の効率化、広告・宣伝手法の見直し、新規出店基準の見直しなどに取り組んでいます。また、人材強化にも注力し、労働環境の改善や人材採用・教育制度の充実を進めています。

海外事業では、フランチャイジーへの支援強化と新規エリアへの展開を図り、業績拡大を目指しています。さらに、経営基盤の強化にも取り組んでおり、不適切な支出に関する再発防止策の策定や全社的なガバナンス強化、内部統制の再構築に努めています。

元気寿司は、国内外での事業展開を通じて、持続可能な成長を目指し、企業価値の向上に努めています。