いであ【9768】 スタンダード(内国株式)

いであ株式会社は、環境コンサルタント事業や建設コンサルタント事業、情報システム事業、海外事業、不動産事業を展開し、環境アセスメントやダム管理システム、不動産賃貸などを手がける。

いであ【9768】 スタンダード(内国株式)

いであ株式会社は、環境コンサルタント事業や建設コンサルタント事業、情報システム事業、海外事業、不動産事業を展開し、環境アセスメントやダム管理システム、不動産賃貸などを手がける。

事業内容

いであ株式会社は、以下の5つの事業セグメントを展開しています。

1. **環境コンサルタント事業**

いであは、環境アセスメントや環境モニタリング、生物多様性の保護、環境汚染の調査・分析を行っています。また、気象情報の配信や津波対策施設の設計なども手がけています。関連会社には、新日本環境調査株式会社や沖縄環境調査株式会社などがあります。

2. **建設コンサルタント事業**

この事業では、河川や道路、橋梁に関する調査・設計・維持管理を行っています。いであの連結子会社である株式会社クレアテックは、構造物や地盤の解析、土木設計を担当しています。

3. **情報システム事業**

いであは、ダム管理システムや流量観測システムの構築、スマート沿岸漁業支援システムの提供を行っています。また、地球観測衛星の運用支援や通信会社の技術検証支援も手がけています。

4. **海外事業**

いであは、開発途上国での廃棄物管理や水質保全、気候変動対策などを行っています。連結子会社の株式会社Idesは、港湾を中心とした交通インフラ整備と環境保全のコンサルティングを提供しています。

5. **不動産事業**

この事業では、いであが赤坂のオフィスビルや旧大阪支社跡地などの不動産賃貸を行っています。

経営方針

いであ株式会社は、VUCA時代の不確実性に対応し、持続的な成長を目指しています。同社は、2035年に「革新的な技術と多様なプロフェッショナルの共創により、人と地球の未来を創る総合コンサルティング企業」となることを目標に掲げています。

この目標を達成するため、いであは7つの重要課題を特定しました。これには、レジリエントなインフラ整備、脱炭素社会への貢献、地球環境の保全、人々の安全な暮らしの実現などが含まれます。これらの課題を通じて、社会的責任を果たしつつ成長を図ります。

2025年からの3年間を対象とした第6次中期経営計画では、「DX推進と共創による新たな価値創造に向けた変革への挑戦」をスローガンに掲げています。この計画では、事業戦略、DX戦略、人事戦略、財務戦略、サステナビリティ戦略の5つの柱を中心に、具体的な施策を展開します。

事業戦略では、DX推進や先端技術の活用を通じて新たな価値を創造し、市場プレゼンスの拡大を目指します。DX戦略では、AIやデータ活用を進め、生産性向上と新規事業の創出を図ります。人事戦略では、多様な人材が活躍できる職場環境を整備し、組織と社員の成長を促進します。

財務戦略では、成長分野への投資を積極的に行い、経営基盤の強化を図ります。サステナビリティ戦略では、ガバナンス体制の強化や環境負荷低減に取り組み、持続可能な社会への貢献を目指します。これらの戦略を通じて、いであは社会の要請に応え続けます。