セントラル警備保障【9740】 プライム(内国株式)

警備請負サービス(常駐警備、機械警備、運輸警備)、防犯機器の設置工事・販売、建物総合管理サービス、不動産賃貸業に取り組む。

セントラル警備保障【9740】 プライム(内国株式)

警備請負サービス(常駐警備、機械警備、運輸警備)、防犯機器の設置工事・販売、建物総合管理サービス、不動産賃貸業に取り組む。

事業内容

セントラル警備保障とそのグループ企業は、セキュリティ事業とビル管理・不動産事業の二つの主要なセグメントで事業を展開しています。セキュリティ事業では、常駐警備、機械警備、運輸警備などの警備請負サービスを中心に、防犯機器の設置工事や販売も手掛けています。このセグメントには、関西シーエスピー株式会社、新安全警備保障株式会社、エスシーエスピー株式会社などの子会社が関与しており、特に機械警備では、コインパーキングのトラブル対応やサポート業務も提供しています。

一方、ビル管理・不動産事業セグメントでは、清掃業務や電気設備の保安業務を中心とした建物総合管理サービスと不動産賃貸を主な業務としています。このセグメントには、CSPビルアンドサービス株式会社や長野県パトロール株式会社などの子会社が従事しており、建物の維持管理から賃貸まで幅広いサービスを提供しています。

セントラル警備保障グループは、これらの事業を通じて、セキュリティとビル管理の分野で包括的なサービスを提供し、顧客の安全と快適な環境作りに貢献しています。また、東日本旅客鉄道株式会社は、セキュリティ事業の主要な契約先の一つであることが示されています。

経営方針

セントラル警備保障は、創業の理念に基づき、セキュリティ事業を核として、社会の安全に貢献することを経営の基本方針としています。同社は、技術サービス企業としての地位を確立するため、「Creative Security Partner」をブランドコンセプトに掲げ、中期経営計画「Creative 2025」を推進しています。この計画では、技術力の強化、収益力の向上、基盤の最適化、グループ連携の強化の4つの基本戦略を軸に、労働集約型から技術サービス型への転換を目指しています。

具体的には、デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進による機能向上や新ビジネスへの展開、高収益事業への経営資源の選択と集中、職場環境の改善と業務効率化、そしてグループ全体の連結経営の強化を図っています。また、サスティナビリティ推進活動にも力を入れ、社会的課題の解決と事業の持続的成長を目指しています。これには、気候変動への対応やサスティナビリティ基本方針の策定、重要課題(マテリアリティ)の選定と取り組みが含まれます。

経営環境の変化に対しては、物価上昇や雇用環境の改善による人件費増加などの課題に直面しながらも、品川地区を中心とした再開発プロジェクトの警備サービス提供や、コロナ禍における環境変化への柔軟な対応を通じて、持続的な成長と企業価値の向上を目指しています。さらに、従業員のモチベーション向上と離職防止のための給与水準の引き上げや、コーポレート・ガバナンスの強化にも取り組んでいます。

セントラル警備保障は、これらの戦略を通じて、安心と信頼を創造する技術サービス企業を目指し、社会に貢献していく方針です。