事業内容
NCS&Aグループは、NCS&Aおよびその連結子会社4社、持分法非適用関連会社1社で構成されています。同社は、「コンピューターは社会に奉仕する」という創業の精神のもと、ITを通じて新しい価値を創造し、社会に貢献することを経営理念としています。経営課題を抱える企業に対し、最適なソリューションの提案からシステムの構築、保守・運用に至るまでのITサービスをワンストップで提供しています。
同社グループの事業は大きく3つのセグメントに分かれています。第一に、システム開発セグメントでは、顧客からの依頼に基づくシステムの設計やソフトウェアの開発、パッケージソフトウェアのカスタマイズといったサービスを提供しています。開発作業の一部は、エブリ株式会社、NCSサポート&サービス株式会社、恩愛軟件(上海)有限公司などの連結子会社に外注されています。
第二のセグメントはサービス業務で、コンピュータ機器の保守を行うハードウェア保守サービスや、企業のコンピュータシステムに対する全般的な支援を行うシステムサポートサービスを中心に展開しています。これらのサービスの一部も、エブリ株式会社に外注しています。
最後に、システム機器等販売セグメントでは、コンピュータ機器及び周辺機器、自社開発パッケージソフトウェア、他社開発パッケージソフトウェアの販売を手掛けています。これらの事業を通じて、NCS&AグループはIT分野での幅広いニーズに応えています。
経営方針
NCS&Aグループは、ITを通じて新しい価値を創造し、社会に貢献することを経営理念としています。2022年3月期を初年度とする中期経営計画(2021年度-2023年度)では、「収益性の安定と向上」および「社員が生き生きと働ける会社に」を大方針として掲げています。この計画の下、同社は収益性の改善、自主ビジネスの強化、サービスベンダーへの変貌、経営ガバナンスの強化、そして生き生きと働ける会社づくりを目指しています。
収益性の改善には、プロジェクトの収益性改善とリスクの未然防止に努め、PMOの活動を継続・強化し、KPI設定による改善項目と目標の可視化管理を行います。自主ビジネスの強化では、収益性の高い主力ソリューション及び自主ビジネスの機能強化やラインナップの拡充を図ります。サービスベンダーへの変貌を目指し、クラウドやデータセンターの活用及びソリューションのサービス化を進めます。
経営ガバナンスの強化では、コンプライアンス責任者を明確にし、法令遵守とコンプライアンス意識の浸透・拡大に努めます。また、リスクマネジメントの管理体制を維持し、活動効果の把握と改善によりリスク耐性を高めます。社員が生き生きと働ける会社づくりには、勤務形態の多様化や付加価値創造型の人材育成への取り組みを通じて、働き方改革を継続・強化します。
これらの施策を通じて、NCS&Aグループは持続的な成長を目指し、企業価値の一層の向上に努めています。