ウィルソン・ラーニング ワールドワイド【9610】 スタンダード(内国株式)

人材開発・組織開発のコンサルティング、ソリューション提供、企業内教育研修プログラム及びリサーチプログラムの基礎開発研究。

ウィルソン・ラーニング ワールドワイド【9610】 スタンダード(内国株式)

人材開発・組織開発のコンサルティング、ソリューション提供、企業内教育研修プログラム及びリサーチプログラムの基礎開発研究。

事業内容

ウィルソン・ラーニング ワールドワイドは、1981年に米国で設立され、1991年に実質的に買収された後、知的所有権を取得し、その他の資産・負債は新たに設立された子会社に引き継がれました。現在、同社は欧州やアジア・パシフィック地域に子会社を持ち、従業員数はグループ全体で88名、連結売上高は約24億9千2百万円です。

同社グループは、本社を含む子会社9社と関連会社2社で構成され、主に企業内教育の企画及び実施を行っています。具体的には、人材開発・組織開発のためのコンサルティングとソリューションの開発・提供が主な事業内容です。また、企業内教育研修プログラム及びリサーチプログラムの基礎開発研究も手がけています。

ウィルソン・ラーニング コーポレーションは、これらの事業において中心的な役割を果たしており、同社を含む10社がHRD事業に関わっています。ただし、ウィルソン・ラーニング サザン アフリカ C.C.及びウィルソン・ラーニング オーストラリア PTY LTD.は解散及び清算され、連結の範囲からは除外されています。

海外での事業展開においては、子会社や代理店を通じて事業を行い、ロイヤリティを徴収していることも特徴の一つです。これにより、ウィルソン・ラーニング ワールドワイドは、グローバルな視点で企業内教育のニーズに応えるサービスを提供しています。

経営方針

ウィルソン・ラーニング ワールドワイドは、人や組織の潜在能力を最大限に引き出すことをミッションとして掲げ、その実現のためにテクノロジーとグローバリゼーションを二つの柱とする成長戦略を推進しています。同社は、最新の人間工学や産業心理学に基づくテクノロジーとIT技術を駆使し、世界中の企業の人材育成と組織開発のパートナーとして機能しています。

経営戦略として、同社はグローバル市場での独自の強みを活かし、特に日本では人的資本経営を追い風にイノベーション・イネーブル領域のビジネス拡大を目指しています。米国では利益率の高いライセンス案件の提案機会を増やし、各地域で特化した戦略を展開しています。例えば、欧州では営業体制の再強化、中国では現地企業の人材育成案件の受注強化、アジア・パシフィックでは効率化の強化を図っています。

また、収益構造及び営業利益率の改善にも注力しており、英国でのオフィス移転による経費節減など、経営資源の効率的な運用改善を進めています。これらの戦略は、同社がグローバルに展開する人材育成企業として、他社にない体制で実施できる強みをさらに発揮し、成長を加速させることを目指しています。