事業内容
エイチ・アイ・エスは、旅行事業、ホテル事業、九州産交グループ、その他の事業の4つの主要な事業セグメントを持っています。
旅行事業では、エイチ・アイ・エスは海外旅行と国内旅行を提供しています。関連会社には、HAWAII HIS CORPORATIONやH.I.S. GUAM, INC.などがあり、世界中で旅行サービスを展開しています。
ホテル事業では、日本、台湾、アメリカ、インドネシア、トルコなどでホテルを運営しています。関連会社には、H.I.S.ホテルホールディングス株式会社やGUAM REEF HOTEL, INC.などがあります。
九州産交グループは、九州産業交通ホールディングス株式会社を中心に、自動車運送事業や不動産賃貸業を行っています。このグループは地域に根ざしたサービスを提供しています。
その他の事業には、愛知県蒲郡市でテーマパークを運営する株式会社ラグーナテンボスや、海外旅行保険を提供するエイチ・エス損害保険株式会社があります。また、客室予約システムを開発する株式会社エス・ワイ・エスも含まれます。
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経営方針
エイチ・アイ・エスは、2030年の創業50周年に向けて、持続的成長とパーパス経営の実現を目指しています。中期経営計画(FY2024-2026)では、「挑戦心あふれ 世界をつなぎ 選ばれ続ける企業に」というVision2030を掲げ、グローバルネットワークを活用し、世界中の挑戦を支援することで、社会とともに成長することを目指しています。
同社の中期経営計画の核となる方針は、「コア領域の変革」と「新規領域への挑戦」です。具体的なアクションプランとして、グローバルネットワークの活用、生涯顧客の創造、業務効率化、旅行関連事業・非旅行事業の成長、M&Aによる成長、人財戦略の6項目に注力しています。これにより、営業利益の比率を2026年までに60%以上に引き上げることを目指しています。
財務目標として、2026年までに連結売上4,300億円、営業利益180億円、自己資本比率15%を掲げています。財務方針では、資本増強や有利子負債の削減を通じて、財務基盤の強化を図ります。また、業績が予想通りに推移した場合、安定的な利益還元を再開する方針です。
サステナビリティ推進も重要な課題と位置づけ、SDGsやESG課題への対応を進めています。多様な人財の活躍、地域社会との共生、地球環境の保全、ガバナンス強化を通じて、企業価値の向上と持続可能な社会の発展に貢献することを目指しています。