静岡ガスは、主にガス事業、LPG・その他エネルギー事業、その他の事業の3つのセグメントで事業を展開しています。

ガス事業では、静岡ガスはガスの供給、販売、LNG（液化天然ガス）の販売を行っています。下田ガス、信州ガス、佐渡ガスなどの連結子会社は、ガスの製造、供給、販売を担当しています。また、清水エル・エヌ・ジーはLNGを仕入れ、都市ガスを製造し、静岡ガスに販売しています。

LPG・その他エネルギー事業では、静岡ガスエネルギーがLPGの販売や関連機器の販売、配管工事を行っています。静岡ガスはまた、オンサイト・エネルギーサービス事業を展開し、顧客の事業所内にエネルギー設備を設置し、電気・熱エネルギーを販売しています。

その他の事業では、静岡ガスとその関連会社はガス配管工事やガス機器の販売を行っています。静岡ガス・エンジニアリングはガス設備の保全や工事を担当し、静岡ガスリビングはリフォーム事業を展開しています。静岡ガスクレジットはリース業務を行い、静岡ガス・システムソリューションは情報処理とシステム開発を担当しています。

静岡ガスは、2030年ビジョンに基づき、地域共創を目指した成長戦略を推進しています。主な事業領域として、都市ガス・LPG事業、電力・再エネ事業、くらしサービス・エンジニアリングサービス事業、海外事業を掲げています。これらの事業を通じて、地域社会の持続的な発展に貢献することを目指しています。

都市ガス・LPG事業では、安全・安心を最優先に、天然ガスの普及拡大と顧客基盤の拡大を進めています。また、低炭素化やカーボンニュートラル化を推進し、LNG調達ポートフォリオの構築を目指しています。電力・再エネ事業では、再生可能エネルギーの開発と顧客基盤の拡大に注力しています。

くらしサービス事業では、ガス機器や住宅設備の販売を強化し、ハウジング分野の拡大を図っています。エンジニアリングサービス事業では、省エネ・省CO2を推進し、事業領域の拡大に取り組んでいます。海外事業では、東南アジアやインドでの天然ガスシフトと再生可能エネルギーの開発を進めています。

経営基盤の強化においては、新人事制度の導入やリスキリング教育の拡充を通じて人材育成に注力しています。また、デジタルトランスフォーメーションを推進し、業務の最適化とビジネスモデルの変革を目指しています。資本市場における企業価値向上を図り、ROE8%以上を目指しています。

静岡ガスは、新たな企業理念のもと、エネルギーを中心としたグループ総合力で持続可能な未来を追求しています。社会課題の解決と地域貢献活動を通じて、地域社会の発展に寄与することを目指しています。