エフオン【9514】 スタンダード(内国株式)

省エネルギー支援サービス事業とグリーンエナジー事業を展開、エネルギー使用の診断から省エネ対策、木質バイオマス発電所の運営まで一貫して提供。

エフオン【9514】 スタンダード(内国株式)

省エネルギー支援サービス事業とグリーンエナジー事業を展開、エネルギー使用の診断から省エネ対策、木質バイオマス発電所の運営まで一貫して提供。

事業内容

エフオンは、総合エネルギー・サービス企業として、省エネルギー支援サービス事業とグリーンエナジー事業の二つの主要な事業セグメントを展開しています。省エネルギー支援サービス事業では、企業のエネルギー使用実態の調査、省エネルギー診断、診断結果に基づく省エネルギー対策設備及びシステムの設計・施工・運用、総合エネルギーマネジメント、再生可能エネルギーの導入支援、二酸化炭素管理・削減コンサルティングなど、一貫したサービスを提供しています。

一方、グリーンエナジー事業では、社会的な環境改善ニーズに応えるため、特に木質バイオマスをエネルギー源とした発電所の開発、建設、運営を行っています。エフオンは、木質バイオマス発電所の運営及び燃料供給を専門会社エフバイオスを通じて行い、廃木質材や森林資源の有効活用を推進しています。木質バイオマスは、カーボン・ニュートラルであり、再生可能資源として注目されています。エフオンは、エフオン日田、エフオン豊後大野、エフオン壬生、エフオン新宮の木質バイオマス発電所を運営し、2023年1月からはエフオン白河がフィードインプレミアム制度に移行しています。

これらの事業を通じて、エフオンはエネルギーの効率的な使用と再生可能エネルギーの普及に貢献しており、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを進めています。

経営方針

エフオンは、省エネルギー支援サービス事業とグリーンエナジー事業を二つの主軸に、持続可能な社会の実現に向けた成長戦略を推進しています。同社は、エネルギーの効率的な使用と自然由来のエネルギー供給を通じて、現代の課題に取り組むことを企業理念として掲げています。具体的には、「人のための省エネ、人々のための再エネ」をベースコンセプトに、温暖化ガスの発生量低減や一次エネルギー純輸入量の削減を目指しています。

中期経営計画では、国内産の木質チップを燃料とした木質バイオマス発電を主軸に据え、再生可能エネルギーの製造販売に注力しています。この取り組みは、地域経済の活性化や山林保全にも寄与し、持続可能な循環型社会の構築に貢献するとしています。また、FIT制度に基づく電力販売の安定的な燃料確保や、制度外でのクリーンな電気の直接供給を通じた電力小売事業の展開も重要な戦略としています。

さらに、省エネルギー支援サービス事業では、エネルギー効率改善を支援し、顧客の初期投資額抑制を実現する提案を展開しています。グリーンエナジー事業では、山林経営を含めた木質バイオマス関連分野への投資拡大や、次世代の担い手への林業の魅力と意義の継承を目指しています。

エフオンは、これらの活動を通じて、気候変動に関する意識の高まりに対応し、持続可能な自然由来の再生可能エネルギー電気の供給と消費エネルギーの抑制に貢献することで、社会貢献と企業価値の向上を目指しています。