中部電力【9502】 プライム(内国株式)

電力・ガス販売の「ミライズ」、電力ネットワークの「パワーグリッド」、燃料から発電・販売の「JERA」を展開。

中部電力【9502】 プライム(内国株式)

電力・ガス販売の「ミライズ」、電力ネットワークの「パワーグリッド」、燃料から発電・販売の「JERA」を展開。

事業内容

中部電力は、電気やガスの供給を主軸とするエネルギー事業を中心に、国内外で多岐にわたる事業を展開しています。同社グループは、中部電力を含む子会社62社及び関連会社72社で構成され、エネルギー事業の他にも、電気事業に関連する設備の建設や保全、資機材の製造、不動産事業、さらには医療・健康といった生活関連事業にも手を広げています。

2019年4月1日、中部電力は燃料受入・貯蔵・送ガス事業や既存火力発電事業等を㈱JERAに承継させ、2020年4月1日には小売電気事業等を中部電力ミライズ㈱に、一般送配電事業等を中部電力パワーグリッド㈱にそれぞれ承継させました。これにより、中部電力グループは「ミライズ」「パワーグリッド」「JERA」の3つの報告セグメントを持つ体制を確立しています。

「ミライズ」は電力・ガスの販売と各種サービスの提供を、「パワーグリッド」は電力ネットワークサービスの提供を、「JERA」は燃料上流・調達から発電、電力・ガスの販売までを手がけています。これらのセグメントを通じて、中部電力グループはエネルギー供給の安定化と、新たな価値の創出に努めています。

特集記事

経営方針

中部電力は、エネルギー供給の安定化と新たな価値の創出を目指し、多岐にわたる事業展開を行っています。同社グループは、「中部電力グループ 経営ビジョン2.0」を掲げ、2050年のカーボンニュートラル実現に向けたグリーントランスフォーメーション(GX)を基本方針としています。このビジョンの下、新型コロナウイルス感染拡大やデジタルトランスフォーメーション(DX)の進展など、社会構造の変化を新たなビジネスチャンスと捉え、持続的な成長を目指しています。

中部電力は、2030年に向けて「連結経常利益2,500億円以上」と「国内エネルギー事業と新しい成長分野や海外事業などの事業ポートフォリオの比率1:1」を目標に掲げています。これを達成するため、まちづくりへの貢献や資源循環などの地域インフラ事業による脱炭素・循環型社会の構築、医療・健康といった生活関連事業の拡大を通じて、新しいコミュニティの形の提供を加速しています。

また、中部電力グループは、脱炭素社会への貢献や社会課題の解決、大規模災害時の事業継続、コンプライアンス経営の徹底など、ESG(環境・社会・ガバナンス)の観点を踏まえた事業経営を深化させ、SDGs(持続可能な開発目標)の達成に貢献しています。これらの取り組みを通じて、持続的な成長と企業価値の向上に努めています。

さらに、中部電力は、2025年度に「連結経常利益1,800億円以上、ROIC3.0%以上」を中期経営目標として設定し、グループ一丸となって様々な取り組みを進めています。これらの戦略的取り組みにより、中部電力グループは、変化する社会環境の中で新たな価値を創出し、エネルギー供給の安定化と社会の発展に貢献していく所存です。