中央経済社ホールディングス【9476】 スタンダード(内国株式)

企業経営や法律、会計などに関する書籍や雑誌の出版・販売を行う出版事業と、広告請負代理を行う出版付帯事業。

中央経済社ホールディングス【9476】 スタンダード(内国株式)

企業経営や法律、会計などに関する書籍や雑誌の出版・販売を行う出版事業と、広告請負代理を行う出版付帯事業。

事業内容

中央経済社ホールディングスは、主に「出版事業」と「出版付帯事業」の2つの事業セグメントを展開しています。出版事業では、経営、経済、法律、会計、税務、情報などの分野における書籍や雑誌の出版・販売を行っています。具体的には、学術研究書や専門実務書、ビジネス実用書、大学向け教科書、資格試験用学習書、IT関連の実用書などを提供しています。

雑誌出版においては、「企業会計」「税務弘報」「旬刊経理情報」「ビジネス法務」などの雑誌を発行しています。これらの雑誌は、会計学や税務、経理、法律実務に関する情報を提供しています。また、「会計人コース」は電子版「会計人コースWeb」に移行しています。中央経済社はこれらの書籍や雑誌の企画・編集を担当しています。

出版付帯事業では、株式会社プランニングセンターが広告宣伝の請負代理を行っています。特に税務、会計、法務分野を中心に、企業の商品カタログや販売促進用パンフレットの企画・制作も手がけています。この事業は、中央経済社が発行する雑誌における広告の請負代理としての役割を担っています。

経営方針

中央経済社ホールディングスは、企業経営に関する書籍や雑誌の出版を通じて社会に貢献することを基本理念としています。1948年の創業以来、経営、経済、法律、会計、税務、情報などの専門分野での出版活動を展開し、読者からの信頼を基に企業価値を高めることを目指しています。

同社は、出版業界の縮小傾向に対応するため、法律や会計制度の変化に迅速に応じた出版を推進しています。特に、専門性の高い良質な書籍の出版を重視し、書店からの返品の早期化に対応した適正な配本を行うことで、販売の効率化を図っています。

また、中央経済社ホールディングスは、持続的な成長を実現するために、以下の課題に取り組んでいます。新たな視点を持つ人材の確保と育成、読者ニーズに基づく企画立案とマーケティングの徹底、既刊本の販売強化、製作コストの上昇への対応、そして書籍の電子化への迅速な対応です。

これらの取り組みを通じて、同社は「所有する価値のある専門書づくり」と「社会の変化に敏感に対応した本づくり」を目指しています。ブランドとノウハウを活かし、1冊1冊丁寧に出版活動を続けることで、企業価値の維持・向上を図っています。