事業内容
YE DIGITAL及びそのグループ企業は、情報システムの構築・運営や情報処理ソフトウェアの開発・販売を中心に事業を展開しています。このグループは、YE DIGITAL、その子会社である株式会社YE DIGITAL Kyushu、YE DIGITAL, Inc.、および関連会社の株式会社アイキューブデジタルの4社から構成されています。
YE DIGITALは、システム運用や保守に関して、子会社の株式会社YE DIGITAL Kyushuに一部業務を委託し、技術者の派遣を受けています。また、米国における最先端技術や新製品、サービスの情報収集を目的として、YE DIGITAL, Inc.にマーケティング業務を委託し、同社からIoT製品の提供を受けています。
YE DIGITALグループは、ビジネスソリューション事業とIoTソリューション事業の2つの主要な事業セグメントを有しています。ビジネスソリューション事業では、企業向け基幹システムの構築、移動体通信事業者向けシステム開発、健康保険者向けソリューションサービス、ネットワークやシステム基盤の設計・開発、アウトソーシングサービス、インターネットサービス、自治体向け情報通信基盤の構築・運営などを手掛けています。
一方、IoTソリューション事業では、スマートロジスティクスソリューションの構築、IoT/M2Mソリューション、AI・ビッグデータ分析、医療機器の制御用ソフトやアプリケーションソフトの開発、産業用・公共用の制御系アプリケーションシステムの構築、製品組込ソフトの開発、セキュリティ関連製品の提供など、幅広いサービスを提供しています。これらの事業を通じて、YE DIGITALグループは情報サービスの総合的な提供を目指しています。
経営方針
YE DIGITALは、デジタル社会の拡大と進化に伴い、ビジネスモデルを受託開発からビジネスDXやIoTを主体としたソリューションやサービスへとシフトさせています。同社は、製造業のエンジニアリング技術をソフトウェア開発に応用し、生産性の向上とソフトウェア品質の向上を図ってきました。また、製造業で培った技術を社会全体に展開する「ソーシャルIoT」に取り組み、デジタル社会をリードするITパートナーを目指しています。さらに、SDGsを最重点課題の一つと認識し、SDGsを意識した企業活動と製品やサービスの提供を通じて、社会的責任を果たしていく方針です。
中期経営計画では、2023年2月期を初年度とし、2025年2月期までの3年間で売上高を約20%増加させ、売上高180億円、営業利益15億円を目標としています。営業利益率は8.3%を達成することを目指しています。この計画の下、YE DIGITALは、顧客に感動を与える革新的なソリューションを提供し、「お客様に選ばれるNo.1企業」を実現することを目標に掲げています。
具体的な成長戦略として、ビジネスDXの推進力を世界水準に引き上げ、顧客ニーズの獲得を拡大すること、社会をリードするAI・IoT製品による事業規模・領域の拡大、顧客に感動を与えるサービス提供によるストック率の拡大、そして社員と会社の挑戦と成長によるサステナビリティ経営の実現を掲げています。これらの方針を遂行することで、YE DIGITALはさらなる事業成長と大きな飛躍を目指しています。