アルプス物流【9055】 プライム(内国株式)

総合物流サービス、成形材料・包装資材・電子デバイスの販売、生協関連の物流サービスを展開。

アルプス物流【9055】 プライム(内国株式)

総合物流サービス、成形材料・包装資材・電子デバイスの販売、生協関連の物流サービスを展開。

事業内容

アルプス物流は、総合物流サービス事業と商品販売事業の二つの主要な事業セグメントを持つ企業です。同社とその25の子会社は、国内外の顧客に対して運送、保管、フォワーディングなどの一貫したサービスを提供しています。また、成形材料、包装資材、電子デバイスの販売も手がけています。

アルプス物流はアルプスアルパイン株式会社の企業グループに属しており、同グループの電子部品や音響製品の販売・製造に伴う物流業務も受託しています。ただし、アルプスアルパイン株式会社は2022年6月30日付で実質支配力基準に基づく子会社から外れ、その他の関係会社となりました。

具体的な事業内容としては、電子部品物流事業では、国内外の顧客に対する電子部品貨物の運送、保管、フォワーディング等のサービスをグローバルに提供しています。商品販売事業では、成形材料、包装資材、電子デバイスの販売を行っており、消費物流事業では、主に生協関連の一般消費者向け個配やその他国内消費物流に関わる物流サービスを提供しています。

これらの事業を通じて、アルプス物流は幅広い顧客ニーズに応える総合的な物流ソリューションを提供しており、物流業界における同社の位置付けとセグメントの関連性を強調しています。

経営方針

アルプス物流は、電子部品物流と消費物流を主軸に、総合物流サービス事業を展開しています。同社は、電子部品産業の成長と消費物流の需要拡大を背景に、中期経営計画を策定し、事業の拡大と企業価値の最大化を目指しています。

電子部品物流では、5G関連機器の普及や自動車の電子化進展などによるエレクトロニクス製品の需要増を受け、第5次中期経営計画をスタート。この計画では、「地球と社会にやさしく・最適物流の追求と進化」を基本方針に掲げ、ビジネス領域の拡大、グローバルネットワークの充実、協創・提携体制の拡充(GTB)、省人化・自働化の推進、DXへのチャレンジ(GTP)、ESG対応の強化など(GTC)を推進しています。

一方、消費物流では、新型コロナウイルスの影響やライフスタイルの変化による個人宅配や通販の需要増に対応。2022年度からの中期経営計画において、運営体制や営業体制の強化、生協向けビジネスの拡大、EC通販物流の拡販、医薬品市場への進出などを図っています。また、人手不足への対策として自働化の推進や働き方改革を進めています。

アルプス物流は、これらの戦略を通じて、グローバルなビジネス拡大を目指し、サステナビリティに配慮した社会課題の解決に貢献し、企業価値の向上に努めています。経営指標としては、外販比率や海外売上比率をKPIに設定し、資本効率の向上にも注力しています。