トーセイ【8923】 プライム(内国株式)

不動産再生、開発、賃貸、ファンド・コンサルティング、管理、ホテル事業を展開、オフィスビルや商業施設、マンションのバリューアップや新築開発、賃貸管理、ホテル運営に至るまで幅広く手掛ける。

トーセイ【8923】 プライム(内国株式)

不動産再生、開発、賃貸、ファンド・コンサルティング、管理、ホテル事業を展開、オフィスビルや商業施設、マンションのバリューアップや新築開発、賃貸管理、ホテル運営に至るまで幅広く手掛ける。

事業内容

トーセイ株式会社及びその関連会社で構成されるトーセイグループは、多岐にわたる不動産関連事業を展開しています。主な事業セグメントには、「不動産再生事業」、「不動産開発事業」、「不動産賃貸事業」、「不動産ファンド・コンサルティング事業」、「不動産管理事業」、「ホテル事業」があります。

不動産再生事業では、資産価値が低下したオフィスビルや商業施設、賃貸マンションなどを取得し、エリアやテナントのニーズに合わせたバリューアップを施して再生し、投資家や不動産ファンド、事業法人等に販売しています。また、収益マンションを一棟取得し、共用部や専有部をバリューアップした後、エンドユーザーに分譲する「Restyling事業」も手掛けています。

不動産開発事業では、東京都区部を中心に、オフィスビルや商業施設、ホテル、物流施設、マンション、戸建住宅の開発を行い、完成後に販売しています。これらの開発プロジェクトは、土地の価値最大化を目指しています。

不動産賃貸事業では、東京都区部を中心にオフィスビル、マンション、店舗、駐車場を所有し、賃貸しています。テナントのニーズを迅速に把握し、バリューアッププランの充実につなげています。

不動産ファンド・コンサルティング事業では、トーセイ・リート投資法人のアセットマネジメント業務や、不動産ファンドのアセットマネジメント業務、不動産仲介などを行っています。

不動産管理事業では、オフィスビルやマンション、ホテル、商業施設などの建物・設備管理、保安警備、オーナー代行、テナント管理などを提供しています。ビルメンテナンスやプロパティマネジメント、分譲マンションの管理業務も手掛けています。

ホテル事業では、首都圏を中心に自社ブランド「TOSEI HOTEL COCONE」の企画・運営を行い、ホテル開発や中古オフィスビルのホテルコンバージョンも実施しています。これまでの不動産事業で培ったノウハウとネットワークを活かしたサービスを提供しています。

経営方針

トーセイ株式会社は、不動産と金融の融合を意識した多様な不動産関連事業を通じて、社会に貢献し企業価値の向上を目指しています。同社は、「トーセイグループ長期ビジョン2032」を策定し、多様なソリューション力を持つユニークな不動産ポートフォリオマネージャーとして、サステナブルな社会の実現に貢献することを目標に掲げています。

新中期経営計画「Further Evolution 2026」では、サステナビリティ、事業ポートフォリオの進化と成長、人材・組織の強化、DXの推進、財務戦略・資本政策の5つの基本方針に基づく施策を実行し、競争力の強化とサステナブルな社会の実現に貢献していく方針です。具体的には、環境・社会課題へのソリューション提供の拡大、事業領域の拡大やグループ間シナジーの最大化、多様な社員が力を発揮できる環境の整備、IT・デジタル活用による業務効率化、持続的な成長に向けた資金調達力の強化などが挙げられます。

また、定量計画では、2026年11月期に向けて連結売上高1,232億円、連結税引前利益190億円、ROE12.5%、安定事業比率45%以上、自己資本比率35%程度、ネットD/Eレシオ1.4倍程度を目標としています。配当性向については、30%から35%への段階的な引き上げを目指し、自己株式の取得も経営環境や株価動向を踏まえて検討していく方針です。

トーセイ株式会社は、これらの成長戦略を推進することで、不動産ソリューション力、ポートフォリオ・マネジメント力、グローバル・リーチ力を強化し、既存6事業のポートフォリオの進化と成長を目指しています。