大和証券グループ本社【8601】 プライム(内国株式)

有価証券売買、デリバティブ商品取引、銀行業務等、グローバル金融サービス展開。

大和証券グループ本社【8601】 プライム(内国株式)

有価証券売買、デリバティブ商品取引、銀行業務等、グローバル金融サービス展開。

事業内容

大和証券グループ本社及びその関係会社(連結子会社140社、持分法適用会社22社)は、有価証券関連業を中心に投資・金融サービス業を展開しています。同社の事業内容は、有価証券やデリバティブ商品の売買、売買の委託の媒介、有価証券の引受けや売出し、有価証券の募集や売出しの取扱い、有価証券の私募の取扱いなど、有価証券関連業務全般に及びます。また、銀行業その他の金融業も手掛けています。

同社は、日本を含む欧州、アジア、米州の主要金融市場に営業拠点を設置し、グローバルに展開するネットワークを通じて、世界中の顧客に対して資金調達と運用の両方のニーズに応える幅広いサービスを提供しています。このような国際的な展開により、同社は多様な市場での深い知見と幅広い顧客基盤を有しています。

さらに、大和証券グループ本社は特定上場会社等に該当し、インサイダー取引規制における重要事実の軽微基準を連結ベースの数値で判断することとなっています。これは、同社の事業運営において、透明性と公正性を確保するための重要な側面を示しています。

事業セグメントに関しては、ホールセール部門がグローバル・マーケッツとグローバル・インベストメント・バンキングから構成されていることが注記されています。これにより、同社は金融市場における幅広いサービスを提供し、顧客の多様なニーズに応える体制を整えています。

特集記事

経営方針

大和証券グループ本社は、不確実性の高い市場環境下でも安定的な業績を確保するため、収益構造や事業ポートフォリオの多様化を目指すハイブリッド戦略を推進しています。2021年度から始まった3年間の中期経営計画「Passion for the Best」2023では、「未来を共に創るベストパートナー~Be with you~」をスローガンに掲げ、クライアントファーストとクオリティNo.1の実現、新たな資金循環の確立、デジタルとリアルのベストミックスの追求を基本方針としています。この計画の下、資産管理型ビジネスモデルへの転換とハイブリッド戦略の推進が進み、付加価値の高い商品・サービスの創出や収益構造の多様化が進展しています。

主な数値目標として、2023年度には連結自己資本利益率(ROE)10%以上、連結経常利益2,000億円以上、リテール部門における残高ベース収益比率50%以上、ハイブリッド関連経常利益500億円以上、預り資産90兆円以上を掲げています。

2023年度の経営方針では、資産管理型ビジネスモデルへの移行とハイブリッドビジネスの強化を通じて、収益構造の多様化・安定化を目指しています。また、サステナビリティの潮流を踏まえ、トランジション・ファイナンスをはじめとした社会課題の解決に向けた取り組みをサポートし、サステナブルで豊かな社会の実現に貢献することを目指しています。これらの取り組みを通じて、マーケット環境に左右されにくい収益構造を構築し、顧客の最善の利益を追求していく方針です。