事業内容
はせがわは、宗教用具関連事業と飲食・食品・雑貨事業を主軸に展開している企業です。同社は、仏壇仏具事業を中心に、東日本及び西日本地域で直営店舗を通じて仏壇仏具の小売販売を行っています。これに加え、仏教の伝統に則った商品の提供はもちろん、顧客の多様な生活様式や価値観に応えるための商品企画・開発にも力を入れています。また、国内外の協力工場や国内メーカーとの協同開発によるオリジナル商品の提供、全国の仏壇仏具販売店への卸売販売も手掛けています。
墓石事業では、直営店舗や霊園管理事務所を通じて墓石の建立や施工の受注販売を行い、高品質な商品提供に努めています。屋内墓苑事業では、寺院が有する屋内墓苑の受託販売を担当しています。
飲食・食品・雑貨事業においては、飲食店の運営や食品・雑貨の小売販売を展開しています。これらの事業を通じて、はせがわは多岐にわたる顧客ニーズに応える商品やサービスを提供しています。
さらに、はせがわグループには、寺院内陣設計施工や文化財保存修復を手掛けるはせがわ美術工芸、貿易コンサルタント業務を提供する泉州恩慈諮詢服務有限公司(中国)、石材製品の輸入及び販売を行うオクノトレーディングなどの関連会社があります。これらの会社を通じて、はせがわは宗教用具関連事業のみならず、幅広い分野での事業展開を図っています。
特集記事
経営方針
はせがわは、宗教用具関連事業を核とし、飲食・食品・雑貨事業も手掛ける多角的なビジネスを展開しています。同社の成長戦略は、顧客の多様なニーズに応える商品やサービスの提供に重点を置いています。2023年3月期から始まる新たな3年間の中期経営計画では、「売り切り型からの脱却」と「手を合わせる機会の創造」をテーマに掲げています。これにより、供養の領域だけでなく、日常の「祈り・願い・感謝」をテーマにした商品・サービスの開発・提供を目指しています。
はせがわは、仏壇仏具事業、墓石事業、屋内墓苑事業を中核とし、これらが連動して顧客創造を進めることで相乗効果を図る戦略を推進しています。特に、仏壇仏具事業では、顧客の期待に応えるためのオリジナル商品開発に力を入れ、最上のおもてなしを提供できる人材育成にも注力しています。また、墓石事業と屋内墓苑事業では、樹木葬や合葬墓・海洋葬など、多様なニーズに対応できるよう体制づくりを目指しています。
デジタル領域では、WEBサイトの強化やECモールの強化を通じて、顧客接点の拡大と集客の高める取り組みを進めています。さらに、飲食・食品・雑貨事業では、日常の「祈り・願い・感謝」をテーマにした新たな顧客接点の増加を目指しています。
はせがわは、顧客の生活様式や価値観の多様化に対応するため、商品・サービスの提供だけでなく、サステナビリティやDX、組織運営上の課題にも取り組んでいます。これらの戦略を通じて、はせがわは顧客との関係性を継続し、心豊かな生活の支援を目指しています。