いなげや【8182】 プライム(内国株式)

スーパーマーケット、ドラッグストア事業で生鮮食品、加工食品、医薬品の販売、小売支援で食品卸し、施設管理、農業経営を展開。

いなげや【8182】 プライム(内国株式)

スーパーマーケット、ドラッグストア事業で生鮮食品、加工食品、医薬品の販売、小売支援で食品卸し、施設管理、農業経営を展開。

事業内容

いなげやグループは、主にスーパーマーケットおよびドラッグストア事業を中心に展開している小売業者です。同社は、生鮮食品、加工食品、日用雑貨などの販売を行うスーパーマーケット事業と、医薬品、化粧品、日用雑貨、食品などの販売を手掛けるドラッグストア事業を主軸に事業を展開しています。スーパーマーケット事業は、いなげや株式会社が担当し、ドラッグストア事業は株式会社ウェルパークが担っています。

さらに、いなげやグループは小売支援事業も行っており、このセグメントには食品卸しや惣菜製造、施設管理、特例子会社による店舗支援業務、農業経営などが含まれます。食品卸しや惣菜製造は、デイリー食品や海産加工品の仕入れ販売、惣菜商品の製造を行う株式会社サンフードジャパンが担当しています。施設管理に関しては、店舗の企画、設計、保守、修繕、警備、清掃を行う株式会社サビアコーポレーションが対応しています。特例子会社である株式会社いなげやウィングは、障がい者雇用を通じて店舗支援業務を請け負っています。また、農業経営は、農産物の栽培生産を行う株式会社いなげやドリームファームが担っています。

これらの事業を通じて、いなげやグループは食品から日用品まで幅広い商品の提供を行い、小売業界における多角的な事業展開を実現しています。

経営方針

いなげやグループは、顧客第一主義を掲げ、スーパーマーケット事業とドラッグストア事業を中心に展開しています。同社は、お客様の健康で豊かな生活とより健全な社会の実現に貢献することを経営理念としており、地域社会における「お役立ち業」としての存在意義を追求しています。

経営戦略として、いなげやグループは事業競争力の創造、地域社会との共生、パートナーシップの形成を重点戦略としています。具体的には、既存事業の強化、新規事業の展開、情報システムの強化とデジタル技術の活用を通じて、魅力ある買い場の創出や店舗業務の効率化を図っています。また、地域の困りごとの解決やお客様の健康増進にも取り組んでおり、グループの総合力強化や社外連携の促進を進めています。

さらに、ESG戦略として、未来に繋がる人財の育成、持続的な環境負荷の軽減、強固なガバナンス体制の構築にも注力しています。これには、次世代人財・専門人財の育成、多様な人財の活躍推進、働きやすい環境の整備、食品ロス削減や省資源化の推進、気候変動への対応などが含まれます。

これらの戦略を通じて、いなげやグループはお客様満足と従業員満足を追求し、地域社会に貢献する永続的な企業としての成長を目指しています。同社は、これらの取り組みを基に、2024年3月期の連結業績見通しとして、営業収益2,526億円(前期比1.6%増)、営業利益15億円(同21.0%減)、経常利益15億40百万円(同29.5%減)、親会社株主に帰属する当期純利益1億80百万円を予想しています。