柿安本店【2294】 プライム(内国株式)

精肉、惣菜、和菓子、牛肉しぐれ煮の製造販売、レストラン運営を展開、松阪牛、柿安ダイニング、口福堂、柿安 Meat Meetなどを手掛ける。

柿安本店【2294】 プライム(内国株式)

精肉、惣菜、和菓子、牛肉しぐれ煮の製造販売、レストラン運営を展開、松阪牛、柿安ダイニング、口福堂、柿安 Meat Meetなどを手掛ける。

事業内容

柿安本店株式会社とその子会社1社から成る柿安本店グループは、精肉、惣菜、和菓子、牛肉しぐれ煮の製造販売およびレストラン運営を主な事業としています。同社は、松阪牛や自社ブランドの「三重 柿安牛」をはじめとする全国のブランド牛肉、豚肉、鶏肉から肉加工品・惣菜類まで、幅広い品揃えを提供しています。これらの商品は、厳選された契約牧場から仕入れられ、社内で一貫した枝肉加工を行い、徹底した衛生管理・温度管理のもとで販売されています。

惣菜事業では、「柿安ダイニング」や「柿安上海DELI」、「おかずや柿安」など、多様な業態で展開しており、和・洋・中の創作惣菜を提供しています。これらの惣菜は、旬の食材や高品質な野菜を使用し、職人が出来立ての美味しさにこだわり調理しています。

和菓子事業では、「口福堂」を通じて、おはぎ、どら焼き、わらび餅、団子などの和菓子を製造販売しています。レストラン事業は、子会社の株式会社KHフードサービスが担当し、松阪牛を使用したすき焼きやしゃぶしゃぶ、懐石料理などの日本料理を提供する「柿安」の料亭部門や、本格的な肉料理専門の「柿安 Meat Meet」、フードコート部門の「柿安 Meat Express」、ビュッフェ部門で中華料理を提供しています。

食品事業では、「しぐれ煮」を看板商品とし、その他にも「すき焼わりした」や「しゃぶしゃぶごまだれ」、「ビーフカレー」などを百貨店、量販店、コンビニエンスストアで展開しています。これらの商品は、三重県桑名市に伝わる製法で素材の味を生かし、柔らかく炊き上げたもので、自家需要から贈答用まで幅広く利用されています。

経営方針

柿安本店グループは、精肉、惣菜、和菓子、牛肉しぐれ煮の製造販売およびレストラン運営を核とする事業を展開しています。同社は、新型コロナウイルス感染症の影響から回復傾向にあるものの、ウクライナ情勢の長期化や原材料・エネルギー価格の高騰などにより、経済活動の低迷が深刻化している現状を認識しています。このような厳しい経営環境の中でも、家庭内食、中食、外食を擁する総合食品企業として、変化する消費者のニーズに柔軟に対応し、成長を続けることを目指しています。

経営の基本方針として、『おいしいものをお値打ちに提供する』という経営理念に基づき、おいしさの追求、新商品及び新業態の開発を通じた事業の新陳代謝を図っています。また、売上高営業利益率を収益性分析の重要な指標と位置付け、既存店の改善、新規出店、不採算店の整理及び間接部門等の効率改善を図り、その維持向上に努めています。

さらに、少子高齢化による市場の縮小、労働力不足に伴う採用関連コストの増加などの課題に対しては、商品・接客サービスの差別化を図ることで専門性を深堀りし、新業態開発や販路拡大、M&A及び海外進出等の事業拡大に挑戦しています。これらの取り組みを通じて、柿安ブランドとしての誇りと自信を持って提供できる商品・サービスを創造し続け、社会に貢献していくことを目指しています。