ナガホリ【8139】 スタンダード(内国株式)

宝飾品の製造販売を核に、海外・国内仕入れと自社工場生産、卸・小売り事業を展開。

ナガホリ【8139】 スタンダード(内国株式)

宝飾品の製造販売を核に、海外・国内仕入れと自社工場生産、卸・小売り事業を展開。

事業内容

ナガホリとその連結子会社5社は、宝飾品の製造販売を中心に事業を展開しています。製品は、海外及び国内の取引先から仕入れるほか、ソマ株式会社やナガホリの茂原工場で自社製造も行っています。ナガホリグループの販売戦略は、卸売りと小売りに分かれており、ナガホリ、エスジェイジュエリー株式会社、仲庭時計店が主に担当しています。

特に、ナガホリリテール株式会社は、ショッピングモールやファッションビル、GMS(総合スーパー)での小売事業を手掛けており、グループの小売り部門を強化しています。これにより、ナガホリグループは製造から販売まで一貫したビジネスモデルを構築し、宝飾品市場における競争力を高めています。

令和5年3月31日現在の企業集団の概要は、事業系統図によっても示されており、ナガホリグループの事業構造とその関連会社間の連携が視覚的に理解できるようになっています。この事業系統図は、グループ全体の事業戦略と各子会社の役割を明確にするのに役立っています。

経営方針

ナガホリは、宝飾品の製造販売を中心に事業を展開しており、その成長戦略は、選択と集中に基づく経営資源の投下、収益性と社員の生産性の向上、財務基盤の安定化、そしてキャッシュ・フロー重視の経営に焦点を当てています。同社は、富裕層マーケットをコアとする販売チャネルや商品ブランドに重点を置き、グループ内事業部門単位別損益管理制度のもと、収益力、キャッシュ・フローの改善、資産の効率運用を追求しています。

経営戦略として、ナガホリは事業規模の維持と収益力の向上による新規事業の育成、差別化戦略による競争優位性の確立、景気変動に左右されない強い収益基盤の確立、そして働き甲斐のある企業グループへの変容を目指しています。これらの戦略を通じて、ナガホリは持続的な成長と企業価値の向上、株主利益の確保・向上に努めています。

具体的な施策として、ナガホリは自社ブランド商品の販売促進や直営店の出店、OEM販売の強化、販管費の効率化による収益力向上に取り組んでいます。また、ブランド強化の一環として、「Maison de NADIA」と「スカヴィア帝国ホテル店」を開店し、ブランド認知度の向上と販売強化を図っています。さらに、販売チャネル強化とブランド強化を通じて、百貨店等の富裕層向けやチェーン店・専門店向けなどそれぞれの販売チャネルにおける商品充実策を進めています。

ナガホリグループは、製造から販売まで一貫したビジネスモデルを構築し、宝飾品市場における競争力を高めています。グループ戦略として、各社の収益性指標や生産性指標を定め、各社の特性・強みを活かした営業戦略を確実に実行し、販売商品の内製化や事業提携先との取引深耕をさらに進めることで、魅力ある商品をより効率的に提供できるよう体制強化を図っています。