サンリオ【8136】 プライム(内国株式)

キャラクター使用許諾、ギフト商品企画・販売、テーマパーク運営、ロボット販売・賃貸、自動車賃貸、損害保険代理業務を展開。

サンリオ【8136】 プライム(内国株式)

キャラクター使用許諾、ギフト商品企画・販売、テーマパーク運営、ロボット販売・賃貸、自動車賃貸、損害保険代理業務を展開。

事業内容

サンリオは、キャラクター商品の企画・販売やテーマパーク運営など多岐にわたる事業を展開しています。同社グループは、サンリオ株式会社を含む子会社25社で構成され、主にキャラクターの使用許諾業務、ギフト商品の企画・販売、テーマパーク事業を手がけています。キャラクターの使用許諾業務では、商品化権の許諾・管理を行っており、ギフト商品の企画・販売では、グリーティングカードや出版物などの企画・販売を行っています。また、テーマパーク事業では、テーマパークの運営やミュージカルの企画・公演を行っています。

その他の事業としては、ロボットの販売・賃貸や自動車の賃貸、損害保険代理業務なども手がけています。サンリオは、日本国内だけでなく、欧州、北米、南米、アジアなど世界各地で事業を展開しており、各地域でギフト商品の企画・販売や商品化権の許諾・管理を行っています。特に、欧州ではSanrio GmbHやMister Men Ltd.などの子会社を通じて、北米ではSanrio, Inc.、南米ではSanrio Do Brasil Comercio e Representacoes Ltda.などを通じて、アジアでは三麗鴎股イ分有限公司やSanrio (Hong Kong) Co., Ltd.などを通じて、それぞれ地域特有のニーズに応える商品やサービスを提供しています。

特集記事

経営方針

サンリオは、グローバルなキャラクタービジネスを展開する企業であり、その成長戦略は多岐にわたります。同社は、2024年3月期を最終年度とする3年間の中期経営計画「未来への創造と挑戦」を推進しており、この計画の下で、組織風土改革、構造改革の完遂、そして再成長の種まきという三つの重点領域に取り組んでいます。

組織風土改革では、経営チームのガバナンスの課題や組織のサイロ化などに対処し、実行力ある組織への変革を進めています。特に、中計最終年度には、育成・評価等の人事制度関連や、コンプライアンス、労働環境、仕事の充実度等の従業員エンゲージメントに係る新たな施策を導入し、組織風土改革を完遂する計画です。

構造改革の完遂においては、物販事業における利益重視の収益改善施策を推進しています。具体的には、国内物販の利益改善やEC事業の加速に向けたリソース強化を行い、中計最終年度までに17億円の利益改善を目指しています。

再成長の種まきでは、新規IP仕組み作りや教育領域における新規事業等、IPビジネスへの還流/再活性化に資する取り組みを進めています。また、サステナビリティ経営として相応しいESG経営やSDGsの施策取り組みも全社横断・経営直下の重要プロジェクトとして推進しています。

これらの戦略を通じて、サンリオは「One World, Connecting Smiles.」というビジョンの下、世界中の人々を笑顔にし、幸せの輪を広げることを目指しています。同社は、キャラクタービジネスの根幹であるキャラクターの開発・育成に注力し、グローバルな視点でのマネジメント体制の構築と、市場の変化にチャレンジできる組織体制の確立を進めています。