阪和興業【8078】 プライム(内国株式)

鉄鋼、プライマリーメタル、リサイクルメタル、食品、エネルギー・生活資材、木材、機械の販売、鋼材加工、リサイクル金属加工、アミューズメント施設管理・運営。

阪和興業【8078】 プライム(内国株式)

鉄鋼、プライマリーメタル、リサイクルメタル、食品、エネルギー・生活資材、木材、機械の販売、鋼材加工、リサイクル金属加工、アミューズメント施設管理・運営。

事業内容

阪和興業グループは、阪和興業を中心に子会社92社及び関連会社33社で構成されており、幅広い事業セグメントを展開しています。主な事業内容として、鉄鋼事業では条鋼、建設工事用鋼材、鋼板、特殊鋼、線材、鋼管、鉄屑の販売を行い、加工及び保管サービスも提供しています。このセグメントには、エスケーエンジニアリング株式会社や阪和エコスチール株式会社などの国内外の多数の子会社が含まれます。

プライマリーメタル事業では、ニッケル、クロム、シリコン、マンガン、合金鉄、貴金属及びステンレス薄板、高機能材などの取り扱いがあり、日本南ア・クロム株式会社がこのセグメントに含まれます。

リサイクルメタル事業では、アルミニウム、銅、亜鉛、チタン、ニッケル等のリサイクル原料の取り扱いを行っており、昭和メタル株式会社や日興金属株式会社が関連会社として挙げられます。

食品事業では、水産物及び畜産物の取り扱いを行っており、ハンワフーズ株式会社や丸本本間水産株式会社がこのセグメントに属しています。

エネルギー・生活資材事業では、石油製品、工業薬品、化学品及びバイオマス・リサイクル燃料の取り扱いがあり、トーヨーエナジー株式会社や西部サービス株式会社が含まれます。

その他の事業として、木材及び機械の取り扱い、アミューズメント施設の管理・運営等があり、株式会社ハローズや株式会社阪和アルファビジネスが関連しています。

これらの事業を通じて、阪和興業グループは国内外で多岐にわたる商品の販売及びサービスを提供しており、各セグメントでの拡大を図っています。

経営方針

阪和興業グループは、経営理念に「時代と市場の変化に迅速に対応し、流通のプロとして顧客の多様なニーズに応え、広く社会に貢献する」という姿勢を掲げています。同社は顧客第一主義を基軸に、付加価値の高い商品の流通や提案型サービスを提供し、企業価値の向上に努めています。また、コンプライアンスの重視と事業を通じた国際社会や地域社会への貢献を目指しています。

2023年5月には、「中期経営計画2025」を策定しました。この計画では、「サステナビリティ経営」を基礎に、「経営基盤の強化」、「事業戦略の発展」、「投資の収益化」という3つの柱を設け、2030年度に向けた持続的な成長を目指しています。具体的な目標として、2026年3月期には経常利益700億円、ROE(株主資本利益率)12.0%以上、DOE(株主資本配当率)2.5%下限を掲げています。

経営環境の変化に対しては、国内外での新規取引先の積極的な開拓や、国内市場におけるシェア拡大と収益性向上のための戦略を推進しています。また、海外では東南アジアを中心に地産地消型ビジネスの拡大や、戦略的パートナーとのアライアンス強化を図っています。

経営管理面では、キャッシュフローの重視や資本効率の向上を目指し、コーポレートガバナンス体制の高度化や業務品質の向上、人材育成にも注力しています。これらの取り組みを通じて、阪和興業グループは国内外での競争力を高め、持続可能な成長を目指しています。